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  • 2019.10.26

ラグビーワールドカップ2019から伝えたい事(裏話)

ラグビーワールドカップ2019年が開催されていますね。

残念ながら日本は破れてしまいましたが、まだ大会は終わっていません。

メディアもキッチリ閉会式まで伝える事にコミットメントしてほしいなと思います。

(お祭りのように騒ぎ立ててすぐに去るのが日本マスコミの特徴)

 

ラグビーチームの情報発信

さて、今大会中に各国ラグビーチームのTwitterを見ていましたが、とても良い事が投稿されていました。

オールブラックス日本公式

日本ラグビーフットボール協会

これらのツイートは大会期間中(試合と試合の合間の約1週間)のものです。

こういったことはあまり公にならない選手たちの裏の取り組みですね。

なにを伝えたいかというと、彼らはコンディション維持の為にウエイトトレーニングを行っているという事です。

 

他の全てのスポーツ関係者も見習うべき

他の競技・スポーツも参考にしてほしいと思います。

また、ウエイトトレーニングに偏見を持っている一般の方々にも考えを改めて頂く材料となればと思います。

大会中もトレーニングしなければ筋肉量は落ちていきます。ましてやラグビー選手のように筋肉量が多い場合、その減少量も一般人と比べて多いです。

百分の一秒を争うスポーツの世界ではパワー(筋力とスピード)の源となる筋肉量の減少は致命的になりますからね。

強いフィジカルはケガの予防にもなります。

また、高度な戦術は強いフィジカルがあってこそ成り立つものです。

彼らはワールドカップの為に身体を作って、それに合わせて戦術を練ってきました。

このピークのコンディションを大会期間中に出来るだけ長く維持する為に、試合と試合の間にウエイトトレーニングを行い、身体を維持しているのです。

 

よく、日本のスポーツでは「ウエイトトレーニングをするとキレがなくなる」とか「柔軟性がなくなる」とか「走り込みが大事だ!」とか、非科学的な事ばかり言っています。

ウエイトトレーニングのメリットはググればすぐに分かるし、スポーツをやっているなら身体を鍛えて当たり前なのにです。まさに思考停止な意見なのです。

 

一般の方々もぜひ参考に

さて、一般の方々はラグビーチームのツイートから何を学ぶかです。

アスリートだからやってて当たり前といえばそうですが、一般の人も年々筋肉量が減っていきます。

およそ2%ずつ減っていきます。これが代謝の低下というやつです。

肩こりや、腰痛、疲れやすい、階段がちょっとつらいなどの症状を少しでも感じるなら、それは筋肉量が低下しているサインです。

こういった症状はウエイトトレーニングで解消できます。

なので、一般の方々もコンディション維持の為にウエイトトレーニングをやった方が良いという事です。

 

筋トレをするとムキムキになる

こういった意見はよく聞きます。

でもラグビーチームの例から見て取れるように、コンディション維持の為という考えも持っていただければと思います。

一般の方も我々トレーナーも決してムキムキマッチョマンになってほしいなんてこれっぽちも思っていません。

ムキムキを目指さない限り、筋トレは決して辛いものではなく、むしろ終わった後の爽快感が残ります。

これは経験した人にしか分からないですが、そういうものなのです。

ボディビルダーやラグビー選手のようにムキムキになりたければ週4以上、かなりの強度と量の筋トレをこなす必要があります。なおかつ、吐くほどの食事でカロリーを摂る必要があります。

そんなことを我々トレーナーはお客様に提案しようと思いません。

健康になる為の手段として、適度で気持ち良く、長続き出来るやり方を提案したいと思っています。

 

まとめ

欧米の国民のフィットネスの参加率は13~15%ほどあります。

対して日本は4%ほどです。

欧米が全部正しいとしているわけではないですが、科学が進んだ結果、フィットネス活動にはメリットがあり、みんなが続けているのが欧米。

対して、身体活動に対して間違った認識と未だに精神論がまかり通る日本の考え方。

これがおよそ10%の開きとなって表れているのでしょう。

筋トレにデメリットはありません。一般の方々も是非積極的にジムに通いましょう!

健康になれるし、そういう文化になればラグビーだけでなく全てのスポーツがレベルアップしますよ(^^)/