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2025.10.28

どれくらいのランニングはやりすぎか?

ランニングは、競技、レクリエーション、社交、健康改善などさまざまな理由で人気のある運動形式です。 世界中でその手頃な価格とアクセシビリティから数百万人が走っています。 定期的なランナーの90%以上がGPSウェアラブルを使用してトレーニング負荷を監視し、パフォーマンスの向上とランニング関連傷害のリスク管理を目指しています。 それでも、ランニング関連傷害の発生率は高いままです。 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8053184/ 傷害はランニングプログラムを中止する主な理由です。したがって、傷害の原因を理解することは、科...

2025.10.09

回復を促進させる方法。ティアリスト

リカバリーピラミッド 以下のリカバリーピラミッドは、高パフォーマンススポーツで現在使用されている主なリカバリー戦略を示しています。 リカバリーピラミッドは、睡眠を基盤とし、続いて栄養と水分補給が続きます。 これらの3つの領域は、運動パフォーマンスに最も大きな影響を与える可能性があります。 この基盤の上に、水療法、コンプレッション、マッサージなどの他の戦略を組み込むことができますが、これらは研究の焦点が少ない分野です。 ピラミッドの頂点には、証拠がほとんどない、または全くない戦略が含まれ、一時的に流行しているだけものと見なされる場合があります。 リカバリー...

2025.10.02

糖質制限は危険?やらない方がいい理由

低炭水化物は、急速な減量効果が報告されているため、一般および科学的関心を集めています。 日本でも一昔前に糖質制限としてブームになりました。 日本の一般的な食事では、1日の糖質摂取量が200から300グラム程度であることが多いため、糖質制限食はこれを意識的に下げるアプローチです。 多くの糖質制限食のガイドラインや研究では、1日の糖質摂取量50から130グラムの範囲が一般的に「低糖質」と定義されています。 脳の機能に必要な最低限の糖質は約130グラムだからです。 より厳しいものとして、1日の糖質摂取量20から50グラムというパターンも多いです。 過去に流行った某...

2025.09.18

痩せすぎは太りすぎよりも致命的。

大規模なデンマークの研究によると、太っていることよりも痩せていることの方がマズいと言うことがわかりました。 「太っていても健康」は可能であるという新たな研究が、オーストリアのウィーンで開催される欧州糖尿病学会の年次総会(9月15~19日)で発表されました。 デンマークの数万人を対象とした研究では、BMIが過体重のカテゴリーにある人々、さらには肥満に分類される一部の人々は、 5年間の追跡期間中に、BMIが22.5から25.0、すなわち正常体重範囲の高い側である人と比べて死亡する可能性がそれほど高くないことがわかりました。 逆に、正常体重範囲の中間および下部(18.5~22...

2025.09.11

プロテインはいつ飲むのが良い?摂取タイミングの効果の差

タンパク質は、食事やサプリメントから摂取され、ヒトの体では作り出せないが生きていく上で必ず必要な「必須アミノ酸」を補給することに繋がります。 タンパク質は、筋肉の成長や強さを支える重要な栄養素です。 特に、運動をする人々にとっては、摂取するタイミングが筋肉の肥大や筋力の向上に影響を与える可能性が挙げられています。 過去の文献を統合すると、筋トレやそのほかの運動と組み合わせたタンパク質の摂取タイミングが、体の変化にどのように関わるかを明らかにできます。 まず、基本的な背景として、筋肉は運動によって刺激を受け、タンパク質を合成して成長します。 このプロセスを効率的に進...

2025.09.09

ダイエットで筋トレが必要な理由。暑いと痩せにくい。

暑い日が続きますが、みなさん体重が増えたりしていませんか? 私のジムにいらっしゃる方で体重がちょっと増えた人が割といます。減量中のお客様だと、減らせはしますが、減量ペースが鈍化傾向にあります。 毎年夏になるとこういった傾向が見られます。 夏になると体重が増える要因は大きく2つあります。 ひとつめは猛暑による運動量の低下です。 暑すぎると外に出たくないですよね。とくに35度を超える日に外に出ると死の危険を感じます。 というわけで、職業柄ウォーキングをよく人に勧める私も、この時期はお客様に「外に出るな」と言っていますし 私自身も引きこもりの夏を過ごしていま...

2025.08.23

日常生活に短時間の高強度運動を組み込むメリット

身体活動不足とエクササイズスナックの背景 現代社会において、身体活動不足は世界的な公衆衛生上の重大な課題であり、約4人に1人の成人が推奨される身体活動レベルを満たしていません。 この動画をご覧のかたは運動を趣味としていて、比較的活動的な人が多いと思いますが、中には運動だるい、できればやりたくない、短時間でやりたいな、などを考えている人がいたり、 仕事が忙しくて・疲れて、1回60分くらいの時間を週2から3回といった安定的な時間の確保ができないといった人もいらっしゃるでしょう。 フィットネスクラブに1年通い続けられる人は4%程度ということを考えると、実は社会人の9割は運動だるい...

2025.08.18

クレアチンのちょっとニッチな分野への効果について

今回は、よりニッチなクレアチンの効果についてもいくつか調べてみたのでそのまとめといった内容です。 トピックは、女性の健康、脱毛、高齢者、小児です。 これらに対してのクレアチンの効果や安全性をまとめて簡単にレビューしたいと思います。 女性の健康とクレアチン 女性におけるクレアチン補給は、筋肉の成長を超えた潜在的な利益、特に生殖健康、認知健康、老化に関する関心を集めています。 女性は男性と異なる生理学的特徴を示し、閉経前、妊娠、閉経期のホルモン変動が影響を与えます。 これらの要因は、クレアチン代謝に影響を及ぼすため考慮する必要があります。 女性におけるクレアチンの...

2025.07.01

熱中症に気をつけよう

こんにちは。最近、かなり暑くなってきましたね。 熱に体が順応していない時期に熱中症・脱水症状の発生が急激にあがります。 今回は、熱中症の予防アプローチについていくつか紹介します。 熱中症を疑うケース 熱中症にはグレードがあります。 I度:軽症 ・立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる) ・筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り) ・大量の発汗 これらが症状として現れます。 よく夏の甲子園などを観ていると、足が攣って治療をするケースを何度も見かけます。 足が攣ることをキン痙攣と言います。 体内...

2025.06.19

ドイツ式筋肥大トレーニング:ジャーマンボリュームトレーニング

筋力トレーニングは、健康な人、慢性疾患患者、アスリートなど、人々の運動プログラムの不可欠な要素です。 筋トレには多くの体力要素および健康上の利点がありますが、多くの人が筋肉量と筋力の増加を求めて実施しています。 トレーニング効果を最大化するには、プログラム変数の適切な操作が必要です。 現在の筋肥大および筋力のガイドラインでは、1種目2〜3セット、筋群あたり週20セットが推奨されています。 過去のメタアナリシスでは、1セットと比較して2~3セットの運動が約40%大きな筋肥大と筋力の増加と関連していることがわかりました。 さらに、トレーニングボリュームが高いほど、筋肥...

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