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2026.04.01

筋トレの最適解をACSMが更新【2026年版】

2026年4月、米国スポーツ医学会(ACSM)が筋力トレーニングに関する公式ポジションスタンドを17年ぶりに更新しました。前回の2009年版は多くの現場で参照されてきましたが、エビデンスの厳密さに課題があると指摘されていました。今回の新版は137本のシステマティックレビュー(参加者3万人超)を統合した「オーバービューオブレビュー」という手法で、前回とは比較にならない規模のエビデンスに基づいています。 この記事では、論文の内容をわかりやすくまとめます。   そもそも筋トレは何に効くのか まず大前提として、運動をしない群(コントロール群)と比較して、筋トレは以下のすべてを有意...

2026.03.30

全身vs部位別 脂肪が落ちるのはどっち?

全身と部位別トレーニング 脂肪が落ちるのはどっち? 筋肥大を高めるための筋トレ戦略のバリエーションには大きな進歩が見られますが、脂肪量減少への影響に関する筋トレについては限られた研究しかありません。 特定の筋群を週1回トレーニングするスプリットボディルーティンは、全身ルーティンと比較して、上級者においては筋肥大の獲得を最適化する目的で行われます。 今回は、全身筋トレと部位別の筋トレ、どちらが脂肪を沢山落とせるのかについて、最新の研究を交えて解説します。 さらに加えて、両トレーニングを比較して、筋肉痛に対しての評価も検討したいと思います。 筋肉痛を考慮するこ...

2026.02.17

【最新科学】筋トレは「全可動域」が正解?筋肥大を最大化するフォームの真実

皆さんはトレーニング中、こんな疑問を持ったことはありませんか? 「スクワットはどこまでしゃがめばいいの?」 「アームカールは腕を完全に伸ばし切るべき?」 いわゆる「可動域(ROM)」の問題です。 実は近年のスポーツ科学の研究で、筋肉を効率よく大きくするための「最も重要な可動域」が明らかになってきています。 今日は、頑張っているのに中々身体が変わらないという方に向けて、科学的根拠に基づいた「効くフォーム」の秘訣をお伝えします。 「フルレンジ」vs「パーシャル(部分的)」論争の結論 長年、トレーニング界では「可動域を大きくとる(フルレンジ)」ことが正義だとされてきました。逆に、可動域...

2026.01.23

科学が証明した筋肥大の正解:週に何セット行うのが最適か?

トレーニングを頑張っているのに、思うように筋肉が大きくならない。そんな壁にぶつかっている方は少なくありません。実は、筋肥大において最も重要な要素の一つが「週あたりのトレーニングボリューム」であることが、近年の研究で明らかになっています。 今回は、最新の論文データを基に、効率的にデカくなるための「セット数の正解」を紐解いていきましょう。 1. 筋肥大を左右する「ボリューム」の法則 かつては「1セットに魂を込めれば十分だ」という意見もありましたが、現代のスポーツ科学では、トレーニングの総量(ボリューム)と筋肥大には強い相関関係があることが証明されています。 2017年に発表されたブラッ...

2026.01.08

「練習後30分以内」は古い?プロテイン摂取の優先順位を最新科学で解説

ジムでトレーニングをしていると、終わった瞬間に急いでシェイカーを振り始める方をよく見かけます。 いわゆる「ゴールデンタイム(トレーニング後30分以内のタンパク質摂取)」説ですね。 「ジムの更衣室でプロテインを飲むまでがトレーニング」 そう教わった方も多いのではないでしょうか? しかし、近年のスポーツ栄養学の研究では、この常識が少しずつ変わりつつあります。 今日は、世界中のトレーナーが参考にしている信頼性の高い研究論文を基に、「本当に筋肉がつくプロテインの飲み方」についてお話しします。 「ゴールデンタイム」にこだわりすぎる必要はない? 結論から申し上げますと、一般的に言われている「...

2026.01.01

タンパク質は量より配分が命!科学が証明した筋肉が増える食事法

本年もどうぞよろしくお願いいたします。 ボディメイクやダイエットに励む皆さん、「タンパク質(プロテイン)」は意識して摂っていますか? 「体重の2倍グラムを目指して食べています!」 「トレーニング後には必ず飲んでいます!」 という素晴らしい意識をお持ちの方も多いはずです。しかし、世界中のスポーツ栄養学の研究が進む中で、「1日の総量」だけでは不十分であるということが分かってきました。 実は、「朝・昼・夕の配分」を間違えると、せっかく食べたタンパク質が無駄になってしまう可能性があるのです。 今日は、最新の科学的知見に基づいた「最も効率よく筋肉をつけるための食事配分」についてお話しします。 ...

2025.12.25

40代からの筋肉が落ちない食事術:タンパク質の黄金ルール

こんにちは。日本橋のパーソナルジム「IGF」井上です。 当ジムには、健康志向の高い40代〜50代後半の方々を中心に、80代のお客様まで幅広く通っていただいています。 カウンセリングの中でよく耳にするのが、 「昔と同じように食べているのに、筋肉が落ちて脂肪がついた気がする」 というお悩みです。 実はこれ、気のせいではありません。私たちの体は年齢とともに、栄養の受け取り方が劇的に変化するからです。今回は、科学的根拠(エビデンス)に基づき、中高年以降の方が意識すべき「筋肉を守る食事の鉄則」についてお話しします。 なぜ、年齢とともに筋肉は落ちやすくなるのか? 医学的に、加齢に伴って筋肉量...

2025.12.18

ゴルフ上達の最短ルートは筋トレ!飛距離と生涯現役を手に入れる科学的理由

皆さんは*「ゴルフに筋トレは必要ない」「筋肉をつけると体が硬くなってスイングの邪魔になる」*という古い常識を信じていませんか? もしそう思っているなら、あなたは大きな飛距離アップのチャンスと、一生ゴルフを楽しむための健康を逃しているかもしれません。 今日は、スポーツ医学の世界的権威である『British Journal of Sports Medicine (BJSM)』の記事を紐解きながら、なぜ今、世界のトッププロたちがこぞってウェイトトレーニングに励んでいるのか、そしてなぜアマチュアゴルファーこそ筋トレをすべきなのかを解説します。 1. 世界の常識が変わった:飛ばすた...

2025.12.14

空腹時の運動は痩せる?筋肉は落ちる?脂肪燃焼をエビデンスで解説

「痩せるためには朝食前に走ったほうがいい」 「空腹で筋トレをすると筋肉が分解されてしまう」 フィットネスやダイエットに取り組んでいると、一度はこのような噂を耳にしたことがあるのではないでしょうか? 早朝のランニングや、仕事終わりの夕食前のトレーニング。ライフスタイルは人それぞれですが、果たして**「食事のタイミング」はダイエットや筋肉作りにどれほど影響するのでしょうか?** 今回は、個人の経験則や根性論ではなく、信頼性の高い**最新の科学的エビデンス(論文)**に基づき、空腹時の運動のメリット・デメリットについて徹底解説します。 結論:痩せる量は「タイミング」では変わら...

2025.12.11

【科学で攻略】忘年会・お正月太りを防ぐ!トレーナーが教える「代謝の仕組み」と賢い過ごし方

皆さん、こんにちは! パーソナルジムIGF 井上です。 12月に入り、街もすっかり年末ムードですね。 この時期、私たちトレーナーがお客様から最も多くいただく相談。それは、 「忘年会や新年会が続くのですが、どうすれば太りませんか?」 というものです。 お酒、ご馳走、深夜までの夜更かし、そして運動不足…。 ボディメイクや健康管理において、年末年始はまさに「鬼門」と言えるシーズンです。しかし、だからといって全てのイベントを断り、鶏むね肉とブロッコリーだけで年を越すのは、人生の楽しみ方として少し寂しいですよね。 そこで今回は、パーソナルトレーナーの視点から、**「最新の科学的知見に基づいた、...

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