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2025.07.01

熱中症に気をつけよう

こんにちは。最近、かなり暑くなってきましたね。 熱に体が順応していない時期に熱中症・脱水症状の発生が急激にあがります。 今回は、熱中症の予防アプローチについていくつか紹介します。 熱中症を疑うケース 熱中症にはグレードがあります。 I度:軽症 ・立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる) ・筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り) ・大量の発汗 これらが症状として現れます。 よく夏の甲子園などを観ていると、足が攣って治療をするケースを何度も見かけます。 足が攣ることをキン痙攣と言います。 体内...

2025.06.19

ドイツ式筋肥大トレーニング:ジャーマンボリュームトレーニング

筋力トレーニングは、健康な人、慢性疾患患者、アスリートなど、人々の運動プログラムの不可欠な要素です。 筋トレには多くの体力要素および健康上の利点がありますが、多くの人が筋肉量と筋力の増加を求めて実施しています。 トレーニング効果を最大化するには、プログラム変数の適切な操作が必要です。 現在の筋肥大および筋力のガイドラインでは、1種目2〜3セット、筋群あたり週20セットが推奨されています。 過去のメタアナリシスでは、1セットと比較して2~3セットの運動が約40%大きな筋肥大と筋力の増加と関連していることがわかりました。 さらに、トレーニングボリュームが高いほど、筋肥...

2025.06.03

動物性タンパク質と植物性タンパク質の違いについて

筋肉量減少を予防するためには、日常的なタンパク質と運動が必要になるわけですが、今回はよく議論に上がる植物性タンパク質と動物性タンパク質について、筋肉量、筋力、身体パフォーマンス、に及ぼす影響を研究をもとに解説していきたいと思います。 横断歩道を歩くのが遅いとか、ペットボトルの蓋を開けるのに難儀するとか、階段を登るのに踊り場で休憩を挟まないといけないとか、こういった身体機能の低下と筋肉量減少を合わせてサルコペニア、またはサルコペニア予備軍と呼びます。 最近では街で10から20代の人を眺めると、将来サルコペニアかな?みたいな体型の人が昔に比べて多いと感じますので、お子さんへの食育といっ...

2025.04.07

オモリを素早く挙げるメリット

サルコペニアの予防や改善、すなわち筋力を高めるには筋力トレーニングが有効です。 多くの場合、トレーニング動作は落ち着いて・ゆっくり丁寧に行うことが推奨されています。これは特にトレーニングに慣れていない人にとって、フォームが大きく崩れないようにする上では良い指導と考えられます。 一方で、素早く行う方法が筋力向上に効果的であることが注目されています。 今回は、このアプローチの効果について解説します。 素早く挙げることの効果 具体的には、スクワットや椅子から立ち上がる時、腕立て伏せで体を持ち上げる時、懸垂で体を持ち上げる時など、オモリを持ち上げる局面がコンセントリック筋収縮に当たります。 ...

2025.03.10

脂肪を減らす習慣はこれです。最も検索されている事に回答

こんにちは。 調べ物をするときにGoogle検索をすることが多いと思います。Google検索では、フィットネスに関する質問が日々検索されています。 こうしたフィットネスヘルスを調べる事は、突き詰めて言えば健康で長生きしたいという潜在意識の表れです。 今回は、フィットネスに関してどのような検索がされているか、死亡リスクを最も減らすことができる目指すべき行動はどの程度のものか、解説したいと思います。 健康のためにフィットネス活動に取り組む人の、ある程度の指標を提示できると思います。 よくある質問5選 ここではイギリスの保険会社が調査した、健康管理のための検索ワードの調査...

2025.03.07

カロリーを摂りすぎずに十分な栄養素を摂取する方法 

こんにちは。 運動をすると必ずと言って良いほどセットで出てくる栄養の問題や疑問があります。栄養ってちょっと難しいですよね。 なんとなく表面的には理解しているつもりだけど、基礎的なところを知らずに知識を仕入れるもんだから、 次から次へと「どうしたら良いの?なにが正解なの?」と疑問が浮かんできます。 今回は、運動に関する栄養摂取について、よくある疑問に回答していきます。 回答は一般の人にとってどうしたら良いか?という視点で回答します。 カロリーを抑えながら十分な栄養素を摂取するには? タンパク質なら、赤身の魚、鶏肉、納豆です。卵もカロリーは高そうですが、いうて...

2025.01.30

コーヒーの健康効果を最大化する方法/飲むタイミング

こんにちは。 皆さんはコーヒーを飲みますか?私は毎朝500ml飲んでいます。 コーヒーは世界で最もよく飲まれている飲料の1つです。 ちなみに最近は、コーヒー豆の価格が上がってきており、ちょっと高級な飲み物になってきています。早く落ち着いてほしいですね。 ほとんどの前向き研究で、適度なコーヒー摂取は2型糖尿病、心血管疾患(CVD)、死亡リスクの低下と関連することが分かっています。 食事摂取のタイミングが概日リズムに影響し、これが代謝の変化を促します。 具体的には、同じ摂取カロリーでも午前にカロリー比率を高めた場合と、夜に高めた場合では、後者の方が太りやすいこと...

2025.01.08

【筋トレ】ダンベルとバーベルの違い。使い分けの考え方。

筋トレをする人からの質問でよくあるのが、ダンベルとバーベルの違いについてです。 非常に良い疑問だと思います。 このテーマについては機になる人も多いと思いますので、今回はこちらに簡潔に答えてきたいと思います。 ダンベルとバーベルの比較研究 トレーニング経験者、27人の男性(23.5±3.8歳)を、スミスマシンベンチプレス、バーベルベンチプレス、(c)ダンベルベンチプレスの3つのグループにランダムに割り当てました。 (10回の繰り返しを8セット行い、セットの間に2分間の休憩を行い、 筋肉の厚さ(≒筋肉量)、ピークトルク(≒筋力)、痛みを測定。) その結果、グループ...

2024.12.10

全身vs部位別 脂肪が落ちるのはどっち?

全身と部位別トレーニング 脂肪が落ちるのはどっち? 筋肥大を高めるための筋トレ戦略のバリエーションには大きな進歩が見られますが、脂肪量減少への影響に関する筋トレについては限られた研究しかありません。 特定の筋群を週1回トレーニングするスプリットボディルーティンは、全身ルーティンと比較して、上級者においては筋肥大の獲得を最適化する目的で行われます。 今回は、全身筋トレと部位別の筋トレ、どちらが脂肪を沢山落とせるのかについて、最新の研究を交えて解説します。 さらに加えて、両トレーニングを比較して、筋肉痛に対しての評価も検討したいと思います。 筋肉痛を考慮するこ...

2024.11.06

ACSM発表 フィットネストレンド2025

つい先日、アメリカスポーツ医学会が、2025年のフィットネストレンドを発表しました。 これは、何千人もの研究者や実務家から収集されたデータ=研究論文や専門家のブログ記事などのビックデータを使用して、フィットネス業界の傾向が取りまとめられています。 来年はこれらのテーマでフィットネス業界が進歩していきますので、情報を先取りしておきましょう。 トップトレンドを10個、ランキング形式で10位から紹介していきます。 10位:ヘルス&ウェルネスコーチング ヘルス&ウェルネスコーチングは、人々が健康と幸福を向上させるために必要なリソース(情報や手法)を、長続きする方法で培う手...

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