太ももをスッキリさせる脚痩せケア
こんにちは。トレーナーの佐藤です。
トレーニングを始めてしばらく経つけど結果がついてこない方いらっしゃいませんか?
かなり頑張ってトレーニングしているのに、
見た目の変化がない・・・
体脂肪が落ちない・・・など。
実はこれ、あるあるなのです。
フィットネスクラブやプライベートジムでトレーナー活動をしていると結果が出ていない方からの相談は沢山来ます。
※もちろん、1人でトレーニングをして結果が出ている方もいますが、それはほんの一部です。
ことダイエットに関して言えば、食事から摂る糖質の量や自分の代謝を考慮する必要があります。
大原則として1日の消費カロリーと1日の摂取カロリーの差によって体重が増えたり減ったり、はたまたキープしたりします。
そして、脚を引き締めたり猫背を改善したりと言った目的の場合はしっかりと筋肉の役割、身体の形を見て考えてトレーニング方法を決めないと効果的ではないのです。
ダイエットと同じように普段の生活の中に原因がある可能性が高いです。
BMIについて
BMIは身長と体重を考慮した指標とお考えいただければと思います。
BMI=体重÷(身長m×身長m)
例)165㎝/60㎏の人の場合、60÷(1.65×1.65)=22.038…
一般的には25を超えると肥満とされます。
適性は18~25で、理想値は21~22とされています。
BMIが25を超えている方は理想値である21に近づけると引き締め効果を得られる可能性が高いです。
一方でBMIが18~25の方だと身体の形や筋肉のバランス等を考慮してトレーニングをした方が効果を得やすいです。
ダイエットに関してはシンプルですので、何故スクワットをしても脚が細くならないのか、についてここでは紹介していきます。
何故スクワットをしても脚が細くならないのか
太ももには沢山の筋肉がついています。
そして脚を鍛える代表的な種目を考えてみましょう。
- スクワット
- ランジ
- デッドリフト
などなどが考えられます。
これらの種目に共通する点として足関節・膝関節・股関節といった3つの関節を動かしながら行う、ということです。
即ち沢山の筋肉を使い身体を動かすのです。
脚が太い方というと、太ももの外側が張り出していたり、腿の前側が張り出している方が多くいらっしゃいます。
この筋肉の張り方の傾向はトレーナーとしての経験からも言えますし、実際にいらっしゃる方も多いです。
何故太ももの外側や前側の張りが強くなっているのか?
それはお尻の筋肉をあまり使えていないからです。
立っている時、歩いている時にお尻の筋肉が使えていないと太ももの別の筋肉が大きくサポートをしてしまいます。
これはお尻の筋肉が使えない為に起こってしまう自然な身体の反応なのです。
お尻の筋肉を効率良く使えていない状態のままお尻鍛える目的でスクワットを実施してしまうと、現在張っている場所であるももの外側ももの前側にばかり効いてしまいます。
多少なりともその状態でもシェイプアップの効果はありますが、根本的に筋肉のバランスや機能が弱くなっている場合には別の方法が有効的です。
では何をすればいいか。
太ももの張りを取り、お尻を強化すれば良いのです。
太ももの外側が張る場合の脚痩せ方法
①筋肉をほぐす
テニスボールを用意
テニスボールを床に置く
↓
横向きで床に寝る
↓
太ももの横の出っ張りをテニスボールに押し当てる
↓
押し当てたまま膝上くらいの位置までボールを転がす
(身体を両手で支えてコロコロ動かします)
↓
1~2分繰り返して反対側も行いましょう。
注意点!
- 膝や骨盤に押し当てないように
- 痛気持ち良いくらいの強度で
②お尻を使う筋トレをする
ヒップリフトという種目がオススメです。
ヒップリフトの方法
仰向けで寝る
↓
膝を立てて三角を作る
↓
膝の真下に踵が来るように手前に寄せる
↓
足幅は腰幅に揃えてつま先を真っ直ぐに
↓
踵重心で床を押し胸から膝までが斜めに真っ直ぐになるまで上げる
↓
お尻の収縮を感じる(使っている感じ)
↓
下ろしたらまた上げる
これらを10~15回×3セット行いましょう。
注意点!
- 太ももの前側を使わないように
- もも裏ばかりに効いている場合はもう少し足を手前に置く
やってみましょう!
如何でしたでしょうか?
なんだかお尻の後ろ側を使っている感じがしませんか?
あまりしっかりとお尻を使ったことがない方は筋肉痛が起きるかもしれませんね。笑
ここで紹介したお尻を使えるようになるストレッチやエクササイズは、美脚には欠かせないものです。
太ももが太くなる原因である、太ももの外側や前側の筋肉を沢山使うという今の運動パターンを改善しましょう。
しっかりとお尻を使って真っ直ぐに立てるように、お尻を使って綺麗に歩けるようになる第一歩です。
まとめ
地味ですが大切なエクササイズを続けてみましょう。
今回は要約すると、『目的があるなら目的に沿ったことをすることが一番の近道』ということです。
目標達成の為に最短距離を駆け上がる為に私達トレーナーはいます。
この記事では分かりやすい例で、スクワットをしても太ももが細くならない理由を紹介していますがあくまで一例に過ぎません。
他にも
- 猫背ならとにかく背中を鍛える
- 腰が痛くなるのは腹筋が弱いから
- 膝に痛みが出てるから運動をしない
など、実際には違うアプローチをしている可能性があるものが沢山あります。
テレビや雑誌などのメディアに紹介されているものはあくまで方法の一つに過ぎません。
必ずしもあなたに合うかは分かりません。
柔軟に判断する必要がありますし、トレーナーや整形外科医、内科医、柔道整復師、鍼灸あん摩マッサージ師などの専門家に判断を仰ぐ事も大切です。
私達も中立的な立場として、他に紹介した方が優れた結果を得られる場合は他の施設や人を紹介出来るトレーナーでいたいですね。
お悩みの方は一度カウンセリングにいらしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献
臨床で毎日使える 図解 姿勢検査法 発行 医道の日本社