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  • 2019.07.06

慢性的な痛みは安静にしているだけでは治らない

運動療法という言葉はご存知でしょうか?

運動療法とは薬や手術、理学療法ではなく運動で障害や疾患の予防改善をすることです。

腰痛改善体操や肩こり改善体操などは運動療法と言っても良いでしょう。

腰が痛いから腹筋をやるように医師から言われた、なんてことは結構多くの方が経験していると思います。

疾患や怪我には安静にしているだけでは治らないものがあります。

痛みが引いたとしても直ぐにまた症状が出てきてしまうなど、根本的な解決に至らないことも多くあります。

そんな根本的な解決の為に運動療法がオススメなのです。

(もちろんそれが全てではなく、運動がNGな疾患、フェーズもあります。医師の指示を仰いで運動許可をもらってからの方が安心して取り組めます)

 

今は以前よりも運動療法が皆様に知れ渡っていると思います。

よく分からない痛みが疾患や怪我をしている部位に出たら運動は中止にすべきですが、しっかりと医師の診断を受けて、急性期(痛み出したばかりの時期)を過ぎれば運動をするべきです。

ざっくりと今回はお話をしていきますが、慢性的な痛みである五十肩や変形性ひざ関節症、腰痛にも運動療法は有効的です。

そんな運動療法を得意としているのは理学療法士と私達トレーナーですね。

筋トレはただ筋肉をつけてマッチョになる為の手段ではないのです。※マッチョ否定派ではありません

様々な不調に良い効果をもたらしてくれます。

 

運動療法による根本的な解決はトレーナーとして活動されている方にとっては当たり前だと感じるかもしれませんが、未だに痛みが出たら病院へ行き、湿布を貰って終わり。というようなサイクル(根本的な解決に至らない治療)もあります。

私の地元は千葉県の田舎ですがやはり皆リハビリや運動までのフェーズには行かず、整形外科へ行った後に処方される薬や湿布で終えてしまう方が多い印象です。

もっとも骨折などの日常生活に支障が出るレベルであれば理学療法士さんによる理学療法がされていますが・・・。

 

慢性的な痛みや疾患→運動療法で根本的に解決という考えに至るにはまだ時間がかかるようですね・・・。

様々な運動器疾患には運動療法が有効的です。

  • 筋筋膜性腰痛
  • 五十肩
  • 変形性関節症(主に膝)
  • 野球肘やテニス肘
  • TFCC損傷(手首の怪我)

などなど挙げればきりがないくらいの運動器疾患に対して運動療法は効果が見られます。

筋筋膜性腰痛はぎっくり腰といったの急性的なものやヘルニア、腰椎分離症などという疾患を除いてあまり原因がはっきりとしていない場合にそう診断されることが多いです。

 

  • なんだか腰が痛い
  • 病院に行って見てもらったけど何も異常がなかった

と言うような筋筋膜性腰痛に対しては運動が効果的と考えられます。

正しい位置に骨盤を戻すようなストレッチをした後に、弱い部分の筋トレ。

腰痛で整形外科に行った方は体幹を鍛えて下さいと医師に言われたことがあると思います。

ただ単に体幹を鍛えるのでは無く、弱くなっている部分を評価しその部分を鍛える事が適切な方法なのです。

その為、腹筋だけが全てではないのです。

 

TVなどでやっている腰痛改善体操も決して万人に当てはまるわけではないので、しっかりと自分専用のプログラムが必要になってきますよね。

また、四十代以上の方で、ふとした時に肩に痛みが出てしまう方は多くいるのではないでしょう。

  • 電車のつり革を掴む時
  • 肩よりも高い位置に腕を上げて作業する時

気になり、病院に行ったら五十肩と診断された方もいらっしゃると思います。

五十肩は正式には肩関節周囲炎と呼ばれていて肩の痛みと可動域の制限を引き起こします。

肩に痛みが出たばかりの頃は寝ている時の痛みも顕著に出てきます。

これは断定という意味では明らかにはなっていないのですが、寝ている時の姿勢が肩の内側を内圧を上げて圧迫している箇所があるからだとされています。

 

肩は人の体の中でも特に自由に動かせる関節の一つです。

(他には股関節も)

肘や膝などどは違い、前後左右上下にあまり制限なく自由に動かせると言えるでしょう。

その関節を支えているのは、靭帯や筋肉、関節包などの組織によるものです。

自由度が高い一方で正しい骨のボジションを肩が取れないまま肩を多用してしまうような動きを続けるとどこかに炎症がおきます。

そしてその状態が続けば痛みとしてあらわれてきます。

リハビリの方法としては肩を動かして、制限が出る場所を確認し原因となる軟部組織を絞り込む必要があります。

全ての人が同じ場所が悪くて五十肩になってしまうわけではないのです。

制限が出る場所や痛みが出る場所を確認すれば無理な痛みを出すことなくリハビリも可能です。

このような形で、しっかりと身体の状態を評価して適切に運動をすることで身体の状態は良い方向に変わってくれます。

 

IGFでは全てのお客様に全く同じトレーニングを提供するのではなく、既往歴や身体の状態を考慮したトレーニングを提供しております。

もちろん、一定の王道と呼ばれるトレーニングはどのお客様もやる場合はありますが、細かなフォームを考慮して提供しております。

トレーニング初心者の方もトレーニングに慣れている方も、何かしらの疾患を抱えている方も個別のトレーニングプログラムを作成し提供させていただきます。

今回は「慢性的な痛みは安静にしているだけでは治らない」というタイトルで紹介しましたが、

IGFは腰痛を持っている方やひざ痛を持っている方でも運動が出来るし、運動をして健康になれるんだと、思っていただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


※参考文献

運動器疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学 医学書院