BLOG

  • 2019.02.07

コレステロールの話


こんにちは。

 

健康診断の際にコレステロールという言葉はよく耳にすると思います。

医師から高いor低いなどなど。

 

トクホの飲料のCMでもしばしば取り上げられている言葉ですね。

そんな、コレステロールについて記載していきます。

 

先ず、コレステロールとは脂肪に似た物質で肝臓で作られます。

そして単にコレステロールと言えど様々な種類があります。

 

・中性脂肪

・HDLコレステロール(善玉)

・LDLコレステロール(悪玉)

・アポタンパク・・・etc

これらを含めて総コレステロールと呼びます。

 

アポタンパクは聞いたことはあまりないと思いますが、他3つは聞き覚えがあるかと思います。

 

では、何故コレステロール値が高かったり低かったりすると問題なのか。

 

特にHDLコレステロールとLDLコレステロールについて書いていきます。

 

HDLコレステロールについて

正常値40㎎/㎗-65㎎/㎗

それよりも低い場合

→HDLコレステロールの役割として血管に付着したコレステロールを剥がして血流の流れをスムーズにします。

つまりその数値が低いと血流の流れが悪くなり動脈硬化の危険が高まります。

低HDLコレステロール血症として治療の対象となることもあります。

高い場合

→家族性高コレステロール血症や家族性欠陥アポタンパクB血症などの疑いがあります。

 

LDLコレステロールについて

正常値60mg/㎗-140㎎/㎗

それよりも高い場合

→血管の壁に張り付いて動脈硬化の大きな要因となります。

低い場合

→栄養障害・吸収不良・肝硬変・貧血などの疑いがあります。

 

如何でしたでしょうか?

 

もちろん上記の症状や疾病は一例に過ぎず他にも様々な悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

血液データにおいて正常値から外れることは良くない、と考えていただければ良いかと思います。

善玉だから多い方が・・・

悪玉だから低い方が・・・

ではないのですね。

正常値がイチバンです。

 

また、動脈硬化は肥満や糖尿病、脂質異常症など様々な生活習慣病の原因となりかねませんのでLDL値を見る事は良い指標になります。

健康診断の結果が手元にある方は一度自分がどの場所にいるのか(正常値のギリギリなのかなど)チェックしてみてください。

 

どんな食事をすればいいのか

正常値から外れていた!健康診断や定期健診でドクターに改善を促された!

 

そんな方は、先ずお食事を見直しましょう。

 

【こんな物を良く食べる方は要注意!既に動脈硬化が進んでいるかも?】

・糖質の多い食事

→甘いもの、お菓子、アルコール類、過剰な炭水化物など

・飽和脂肪酸の多い食事

→脂肪の多いお肉、バターなど

 

昨日や今日の食事を思い出しましょう。

もしも当てはまる物があれば次の食事から少し意識して変えていきましょう。

悪玉コレステロールはサイレントキラー(静かなる殺人者)と呼ばれています。

動脈硬化による症状は突然やってきます。

本当に既に体の中では進行が進んでいるかもしれません。

何か起きてからでは遅い可能性もあります。

 

この記事を読んだことを何かのきっかけと思っていただき皆様の食事に対する意識が変わってくれると嬉しく思います。

そして、動脈硬化やコレステロール値の正常化には運動も大きく役立ってくれます。

これから気温が少しずつ上がっていきますので何か運動にチャレンジしてみましょう。

運動が億劫であれば職場の一つ前の駅で降りて歩いたり

エレベーターやエスカレーターを使わず階段を使ったり・・・

少しずつ日常生活における活動量を増やしていきましょう。

iPhoneやウェアラブル端末には活動量計が付いているので昨日よりも動く!というのもありですね。

 

 

食事も運動も出来る事から始めていきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。