プロテインは薬ではない。食品です。
「プロテイン」と聞くと、筋肉増強剤のようなものと勘違いしている方が未だに多くいらっしゃいます。
そういった認識を持っているので、プロテインは筋肉を付けるための薬物(ドーピング)と混同されています。
だから【飲みたくない】という考えを持つようになります。
ここではプロテインとは何なのかを分かりやすく解説し、取り入れるか否かの選択が出来るようにサポートしたいと思います。
プロテインというワードについて
まず、プロテインは英語です。え、そこから⁉という感じですが、かなり大事です。日本語ではありません。
プロテインを英単語辞書から検索するとタンパク質という意味が出てきます。
つまり、プロテイン=タンパク質、です。
タンパク質とは何ぞや?
次にタンパク質は何なのか?ですが、三大栄養素の一つです。
三大栄養素は糖質(4kcal/g)、脂質(9kcal/g)、タンパク質(4kcal/g)です。これらはカロリーがあります。
ちなみに微量栄養素はビタミンとミネラルでカロリーはありません。
タンパク質は身体を構成している非常に重要な成分です。
筋肉、靭帯、皮膚、髪、血液、酵素など様々な構成成分となっています。
タンパク質は普段食べている食材に含まれています。
肉、魚、卵、大豆、乳製品などに多く含まれています。この辺りは皆さんご存知のことでしょう。
つまり、
プロテイン≒肉・魚・卵・大豆・乳製品です。
プロテインは皆さんが(たとえヴィーガンの方でも)普段から摂取しているものであり、ドーピングではありません。
ここまでのまとめ
- プロテインは薬ではない
- 一般社会におけるプロテインは栄養補助食品として出回っているもの
と認識していただければと思います。
栄養補助食品は食事から必要量摂取できない栄養を補助(足す)するものです。
タンパク質は1日にどのくらい必要?
厚生労働省が出している一般成人のタンパク質推定平均必要量(1日)は、
男性:50g、女性:40g
推奨量は、男性:60g、女性:50g、とされています。
肉や魚の量で換算してみると、100gで約20gのタンパク質が含まれています。
推奨量を満たそうとすれば、男性は1日300g、女性は1日250gの肉や魚を食べればOKです。
普通に生活している人は男性の場合は結構簡単に摂取出来ます。
女性でも不足が起こるほど厳しい摂取量ではありません。
しかし、中には小食の方もいらっしゃいます。特に最近は身体の細い人が多いのでそういった人は不足を起こしているケースが多くあります。(横から見てペラッペラの身体をしている人を見かけますよね?)
朝昼晩で分けると1食約100gの肉・魚を食べる事になるので、特に朝は摂るのが難しくなります。そうなると昼、夜にしわ寄せが来る事になり、1食約150gを食べる必要があります。女性は厳しいかもしれませんね。
更に運動をする方は推奨量の1.2~1.5倍程必要になるので、余計食べるのが難しくなります。
また、タンパク質を多く含む食材を避けるようなダイエットを行った場合、確実に不足します。
プロテインは超便利
そんな時に活用されるのが栄養補助食品のプロテインです。
水や牛乳に溶かして飲むだけなので、早ければ1分で摂取が終わります。特に忙しい朝は便利です。
殆どは1回で20~30gのタンパク質が摂れるように設計されています。
※女性向けの「ダイエットプロテイン」みたいなやつはダメです。女性用の肉なんてありませんよね?プロテインに男女の区別はありません。成分はイマイチなくせに高いので、騙されないようにしましょう。
ビタミンやミネラルが入っているものもあります。
食事から十分に摂れている方はプロテインを飲む必要はありません。
しかし、運動をしている方、小食で身体の線が細く食べる量を増やすのが難しい方は取り入れる事をお勧めします。
コチラも合わせてご覧ください→【プロテインまとめ】
まとめ
以上を踏まえて、
- 食事からタンパク質を十分に摂れているなら飲まなくて良いし
- 食事で摂りきれないな…となるなら飲むことを検討する
という風に考えると良いでしょう。
初めから間違った先入観で拒絶すると、場合によっては必要な人にとっては機会損失なのでもったいないと思います。
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