人口減少地域の健康管理問題
私、佐藤の地元は千葉県の田舎です。
電車も1時間に1本と非常に少ない為不便に感じます。
電車も平均して4両編成です。
そして軒並み駅前の商業施設はビルごと壊され更地になっています。
平成20年に8万5千人いた人口は10年後の現在、7万5千人程に減少しています。
10年で約1万人の人がいなくなっています。
亡くなられたかたもいれば転居された方もいますが・・
高校を卒業して地元に就職する方が大勢いるわけではありません。
大学や専門学校に進学して地元ではない地域に住む人も沢山います。
色々な理由で人口が減少しています。
逆に都心にアクセスの良い市町村を見ると多いところで2〜3万人も10年で人口が増加しています。
人口集中に拍車がかかっています。
交通渋滞や満員電車が無くならない1つの理由ですね。
都心から電車で2時間の場所(一番近くの人口増加地域からは電車で30分)でこれは凄いなぁと感じます。
私が小学生の頃、生徒数は1000人いた小学校も学年数が減ってしまったり、近隣の町の小学校は閉校も珍しくありません。
田舎なので商店街や個人経営のお店が沢山ありますがシャッター街になりつつあります。
私の実家は商店街のパン屋さんでしたが店をたたみ、近くの飲食店や雑貨屋さんも軒並みシャッターを閉めています。
そうなると地元の人も買い物に行く場所が限られていきます。
人があまり来なくなった場所は益々人が来なくなります。
幸いにも地元は有名な観光地で訪れる人は多く、訪日外国人が目立ちます。
空港から近いからということもあるのでしょう。
その地域の名物や特産品の売り上げは増すでしょう。
昨今、ニュースでも取り上げられている訪日外国人をいかに誘致するかが本当に大事なんだなと実感します。
来てくれないと本当に町から活力がなくなっていまうのではないでしょうか。
トレーナー目線で考える地方の可能性
トレーナー目線で考えるとこのように人口減少が目立つ町はフィットネスの文化があまりありません。
運動をする意識や必要性を感じていても行動に移さない、もしくはジムがない、ということがあります。
ジムがないのはフィットネスクラブを経営している企業にとっては大きなチャンスかもしれませんが利用する人がいるか分からないのは同時にリスクでもありますよね。
20代30代のうちは運動をしなくてもいいかもしれません。
しかし、筋肉の減少は運動をしないと防げませんし筋肉量や筋力は向上しません。
筋力が低下すると転倒や怪我のリスクが高くなります。
運動習慣の無いご年配の方は運動をしないので身体が悪ければ悪いまま。
運動を知る術が無いということも考えられます。
身体が悪くなると益々運動が出来なくなり、負のサイクルに陥ってしまいます。
「じゃあ運動をすればいいじゃん」と思う方が多いと思います。
しかし、運動の重要性も分かられていないのも事実です。
私は週に一度地元に帰り朝の10時から60歳以上の方を対象に健康体操教室を開いています。
去年の4月から始めていますのでもうじき1年になります。
皆さん驚くことに運動を全くしていない方が殆どです。
運動をしてる場合でもウォーキングですので筋肉をつけるには物足りません。
というかウォーキングは筋肉をつける運動ではありません。
毎回顔馴染みの方がこれらますが、肩こりがなくなったり、しっかりと歩けるようになったり、膝痛腰痛がなくなったりと沢山の変化が出て驚いてもらえています。
一番の驚きは階段の上り下りがスムーズになったことです。
何気ない動作に思えてもこんなにも喜んでくれるのか、と嬉しい気持ちでいっぱいになります。
ご自身の身体の変化を通して運動の重要性を知っていただけた瞬間だと感じました。
大袈裟かもしれませんが私の行なっている事が人口減少を止める1つの方法だと考えています。
健康寿命が長くなればアクティブに暮らせて遊びも楽しめる。
商いも盛り上がる。
簡単に考えるとこんな事を思っています。
IGFのサービスでIGFクラウドというものを行なっています。
IGFクラウドとはインターネットの中にあるフィットネスクラブです。
このサービスを遠方の方に知ってもらい利用していただければ健康寿命の増進の一役を担うと考えています。
テレビで取り上げられた運動をそのまま真似して逆に怪我をしてしまったり、症状を悪化させてしまったりは珍しくない話です。
運動の方法が分からないなら自己流ではなく、その道のプロに教わって欲しいと思います。
雑記的な感じになってしまいましたが本日はこれで終わります。
この記事を読んだ方の何かのヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。