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  • 2023.01.11

座り過ぎは不健康のもと(30~60分おきに立ちましょう)


座っている時間は長ければ長いほど不健康に繋がります。

1日8時間以上座っている人は、病気に罹患するリスクや死亡リスクが高まる可能性があるとされています。

生活習慣病の予防対策としては「肥満の回避」、「身体的活動の増加」、「適正な食事」が合理的である。これらの対策は生活習慣病としての高血圧、高脂血症への介入手段としても有効であり、また、脳卒中・冠動脈疾患などの心血管疾患の予防対策となりうる。

厚生労働省のページを見ても”運動が必要”ということがわかります。

それでは詳しく見ていきましょう↓

座位が長い時の身体の反応は?

座位は下肢の筋肉を殆ど使わないので、筋肉は衰えていきます。

下肢の筋肉は身体の中で最も大きい筋群です。これが活動しない、さらには衰えていくと、消費エネルギーもかなり小さくなっていくので太りやすくなるわけです。肥満や糖尿病に繋がります。

また、心臓から送り出された血液も下半身に溜まりやすくなります。血液(体液)は筋肉の力を使って上半身に戻していくのですが、座位では筋肉が働かないので下半身に溜まってしまい、下肢の浮腫みに繋がります。

身体活動の少ない成人では、座位は全死因および心血管疾患による死亡リスクと関連している。中等度から強度の身体活動量は、こうした関連を弱めるか、効果的に排除するものであった。

やはり座りすぎは心臓血管系に負の影響を与えるようです。

座位と健康に関して

日本人は座っている時間が最も長いというのが研究で示されています。1日約7時間は座って過ごしているそうです。

デスクワーカーの場合、仕事中座っている時間と昼食時間を合わせて7時間ほど、帰宅してテレビなどを見ている時間を足すと9時間前後は座っている事になるでしょう。もっと長い人も居るかもしれません。

様々な研究結果の傾向では、1日8時間以上座っている人は、病気に罹患するリスクや死亡リスクが高まる可能性があるとされています。

また、すでに蔓延しているウィルス「COVID-19」に関して言えば、運動不足の人は重症化リスクが高いということがわかっています。仮説ですが、その他の感染症ウイルスについても同様のことが言えるのでは無いかと思われます。

対策として

仕事の都合上、座っているのをやめろというのは無理な注文だと思います。これは会社組織全体で取り組む課題になります。

しかし、個人で出来る事もありますので、それをいくつか紹介します。

  1. 30~60分おきに席を立つ(書類を取りに行く、トイレに行くなど)
  2. 座ったまま背伸びをするように、つま先立ち⇔つま先上げ、を繰り返す。(30分おきに20~30回ずつ)
  3. 座ったまま片脚をピンと伸ばして下ろすを繰り返す(太もも前面のトレーニング。30分おきに左右10~20回ずつ)
  4. 座ったまま股関節の筋肉を使い、片脚を地面から10㎝くらい浮かせる(30分おきに左右10~20回ずつ)

ポイントは30分おきくらいに身体を動かすように心がける事です。

また、一般的には2時間おきくらいにトイレに行く方が多いと思います。トイレに行った際は、空きスペースで15〜20回程度スクワットをしてから自席に戻る、といったちょっとした取り組みをするだけでも、身体にとってはかなり良いでしょう。

仕事はどんどん効率化していくので、それに合わせて身体活動の機会も減っていく事になります。

便利と健康はトレードオフでしょうか。違います。これは個人が気を付ければどちらも成り立たせることが出来ると考えています。

健康第一に日々を過ごしていくように心がけましょう。


参考

Sitting Time, Physical Activity, and Risk of Mortality in Adults

厚生労働省 健康日本21 糖尿病

効果的な筋力トレーニング3つの方法 自宅編

自宅トレーニング版 間違いない4種目

糖尿病 患者数・予備軍が約1000万人と推計 厚生労働省調査

肥満・生活習慣と癌・ガン・がん

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