筋トレに対しての誤解3つ
こんにちは。6月14日~16日とパシフィコ横浜で開催されるアンチエイジングフェアに行ってきました。
例年通りであればお台場のフジテレビで開催されているのですが、今年は場所を変えて横浜みなとみらいのパシフィコ横浜での開催となりました。
アンチエイジングフェアのコンセプトは
「アシタ・キレイ・ゲンキ」
人生100年時代と言われている今年現代において、アンチエイジングをサポートする為の製品やサービスに関する展示が沢山されていました。
同時開催で日本抗加齢医学会の展示もされていて医療用の製品やサービスの展示も沢山ありました。
魅了的な製品やサービスがあり、おっ!と思いましたが、医療用なので今のところジムへの導入はされないとのことで、残念でした・・・。笑
私は仕事で行ってきたのですが、とある企業様のブースで来場者様のトレーニング指導をしていました。
ケトルベルというヤカン型の重りを使ったトレーニングを中心にお伝えしていました。
トレーニング体験→プロテインの試飲というような流れです。
プロテインはタンパク質を摂取する為のものですから、筋トレ後に補給出来ると筋トレの効果が出やすいです。
筋トレ後24時間程度、タンパク質の合成が良くなるとされています(効率よく筋トレの効果が得やすいと解釈していただければと思います)。
食事だけだとタンパク質は不足傾向にあるので個人的には多少なりとも用意はあった方が良いかな、と思います。
※プロテインを否定するわけではないですが飲まなくてもある程度食事で取れていれば身体は変わります。効率が良いのは俄然プロテインです。
お客様の層は運動をしている方から全くしていない方まで。
健康や美容に関して意識が高い方が多い印象を受けました。
ご高齢の方も元気にスクワットやサイドランジ、スケーティング動作が出来ていて驚きました。
(ご高齢の方の横への移動は結構難易度が高いのです。ましてやスケーティング動作ともなるとなおのこと。)
そして沢山の方に指導する中で筋トレに対して未だに誤った考えが根付いているんだなぁと感じました。
例えば
- 筋トレをしてゴリゴリ(マッチョ)になりたくない
- プロテインを飲むとマッチョになるから嫌だ
- 運動が自分には向いていないからやらない
などの意見がありました。
これらの意見は同業者の方は少なからずお客様からいただいたことがあるのではないでしょうか。
また、こういった疑問をもつお客様も少なくないと思います。
この3つの誤解を解説していきます。
筋トレやサプリメント対する誤解①
「筋トレをしてゴリゴリになりたくない」
→筋トレをしてみんながゴリゴリになるわけではありませんし、筋肉がつきやすいと言えどもボディビルダーのような身体にはなりません。
これは筋トレが持ってしまった悪いイメージでもあるのかなと思います。
基本的に筋肉を大きく沢山つけるには相応の食事量が必要になってきます。
これはダイエットとは逆で、1日の消費カロリーに対してプラス500~1000kcalくらいは多く摂らなければいけません。
それを摂り続けない限りボディビルダーの方のような大きさにはなれません。
(毎日努力を怠らないボディビルダーの方は凄いですよね。誰でも真似できるものではないと思います。)
1日の消費カロリーと同じくらいのカロリーを取っていてはゴリゴリにはなりませんので安心してください。
筋トレ=デカくなる とか 身体を鍛える=マッチョになる とか 筋トレ=きつい は嘘で一人一人の目的や体力レベルにあった運動を私達トレーナーは伝える知識を持っています。
身体をデカくしたけれはそれに見合う食事のアドバイスとトレーニングを提供することも出来ます。
筋トレやサプリメントに対する誤解②
「プロテインを飲むとマッチョになるから嫌だ」
→なりません。
プロテインはあくまでタンパク質。
プロテインだけ飲んでも筋肉はつきませんし、筋トレをしてプロテインを飲んでも思っているようなマッチョにはなりません。
そしてプロテインを飲んで太る、というのもないです。
プロテインを飲んで太ってしまうのはそもそも自分が1日に消費できるカロリーと食事から摂るカロリーが同じくらいの人だと考えられます。
消費カロリー=摂取カロリーなら体重は変わりません。
消費カロリー<摂取カロリーになってしまった場合に限り体重が増えてしまいます。
健康の為に飲み始めたプロテインが体重を増やしてしまうのにはそのような理由があるのです。
タンパク質は筋トレをしていない人でも体重1kgあたり1gのタンパク質が必要ですので体重60kgの人で60gのタンパク質が必要です。
つまり毎食お肉お魚100gを食べなければ不足してしまいます。
気軽に安全にタンパク質が補給できるのがプロテインなので不足している方には気軽に取って欲しいですね。
筋トレやサプリメントに対する誤解③
「運動が自分には向いていないからやらない」
→球技やスポーツができない人でも筋トレは出来ます。やればやった分だけ筋トレは成果が出るのでみんなが報われます。
一見厳しそうに見える筋トレの種目も重さは沢山ありますし、普段持ち歩いているカバンよりも軽く重量を設定することが出来ます。
例え厳しい筋トレ種目だったとしても他の筋トレ種目を選んでその対象とする筋肉を鍛えることが出来ます。
なんとなくゴツゴツしているからと言って出来ないとは思わず、一度チャレンジしていただけると何よりです。
人生100年時代はアンチエイジングフェアの一つのテーマですがその通り動脈硬化や生活習慣病、ひざ痛、腰痛と言った健康上のリスクを排除しいつまでも健康でいる為にも筋トレは欠かせません。
ウォーキングやランニングと言った有酸素運動では筋肉を鍛えることはできませんので健康的な体づくりには不十分です。
まとめ
将来起こるかもしれない健康上のリスクを限りなく低いものする為にも皆さんには是非筋トレに取り組んでいただきたいですね。
この3つがアンチエイジングフェアでトレーニング体験をされた方の多くが仰っていたことです。
私達トレーナーとお客様にはこのような筋トレに対するギャップが多いんですよね。
腰痛改善の為のリハビリや猫背改善の為の運動も全て筋トレです。
強度ややる内容、目的が違うだけです。
初めて一人で筋トレをすると何が正しくて何が間違っているのか、何が自分に取って合っているのか、情報が沢山あるので迷ってしまいますよね。
IGFでは無料カウンセリングを行なっています。
そんな悩みをカウンセリングで私達に話してみてください。
きっと少しスッキリすると思います。
皆さんからのお問い合わせお待ちしております^^
今回アンチエイジングフェアに参加し来場者様にトレーニング指導をする中で改めてお客様との筋トレに対しての知識のギャップを感じました。
それと同時に正しい知識が一般の方に広まればもっと皆様が健康になるな、とも思いました。
正しい知識をこのブログを通して一般方に広がれば幸いです。
今回は先週末の活動と筋トレやサプリメントに対する誤解を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※参考文献
NSCA パーソナルトレーナーのための基礎知識 第2版
科学的に正しい筋トレ 最強の教科書