筋力トレーニングは更年期障害にも効果的
筋力トレーニングは、閉経後女性のほてり感の症状を減少させる事が分かりました。
ほてり感は更年期障害症状の一つです。
今回はその研究を簡単に紹介します。
方法
ほてり感のある閉経後女性を
- 筋力トレーニングを実施するグループ
- 何もせず普段通りに過ごすグループ
に分けて調査されました。
週3回の筋力トレーニングが15週間行われました。
トレーニング強度は中程度です。
8~12回を2セット、負荷は少しずつ個別に増加させました。
結果
65人の女性が登録し、58人が試験を完遂しました。
平均年齢は55歳でした。
ほてりの頻度はトレーニングをした方が有意に減少しました。
平均の変化率はトレーニング介入群で―43.6%、トレーニングしない群で-2.0%でした。
結論
15週間の筋力トレーニングプログラムは閉経後女性のほてり感の頻度を減少させ、安全な治療法の一つとして推奨されます。
まとめ
筋力トレーニングを行うと、
- 体型が良い方向に変化し
- 体力も筋力が向上し
- 転倒骨折の予防になる(転倒しにくくなり骨密度も上がる)
- 成長ホルモン(若返りホルモン)も分泌され
- 今回のように更年期障害の症状緩和も期待できる
といった様々な恩恵が得られるので、メリットしかありません。
自分ではどうしたらいいのか分からない、、、なので適切なプログラムを受けたい。という方は是非お気軽にご相談ください。
参考:Resistance training for hot flushes in postmenopausal women: A randomised controlled trial
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