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  • 2022.08.08

10秒間の片脚立ちが出来ないと将来危ない


突然ですが、ちょっとテストをしてみましょう。10秒間の片脚立ち、出来ますか?

最近、この片脚立ちに関する研究があったので紹介したいと思います。

10秒間の片脚立位の成功は中高年の生存を予測する

目的:50代半ば以降、平衡感覚は急速に低下し、転倒やその他の有害な健康アウトカムのリスクが高まる。我々の目的は、10秒片脚立ち(10-second OLS)を完了する能力が全死亡と関連するかどうか、また、通常の人口統計学的データ、身体測定データ、臨床データ以外に予後に関する情報を付加するかどうかを評価することであった。

方法:2008年から2020年にかけて、51~75歳の1702人(68%が男性)を対象に、人体計測、臨床、生命状態、10秒OLSのデータを評価した。ログランク法およびCoxモデリング法を用いて、10秒OLSテストを完遂できる(YES)かできない(NO)に応じて生存曲線および死亡リスクを比較した。

結果:全体では、20.4%の人がNOと分類された。中央値7年の追跡期間中に7.2%が死亡し、10秒OLSでは4.6%(YES)、17.5%(NO)であった。生存曲線は10秒OLSのNOで悪化した。年齢、性別、肥満度、併存疾患を組み込んだ調整モデルでは、全死亡の人数はNOの人で高かった。

結論:最近の転倒歴や身体活動などの非制御変数の制限の中で、10秒OLSを正常に完了する能力は、全死亡と独立して関連しており、年齢、性別、その他いくつかの身体測定および臨床変数以上に適切な予後情報を追加している。中高年のルーチンの健康診断に10秒OLSを取り入れることは、潜在的に有益である。

将来の生存率を予測するのに片脚10秒間立ちは使えるとのことです。

片脚立ちを成功させるには平衡感覚も大事ですが、不安定な身体のポジションを”筋力で修正できない”や、”バランスが少し崩れただけで立てなくなる筋力の弱さ”も原因です。従って、10秒間の片脚立ちが出来ないのは筋力の不足も示唆しています。筋力が不足している人は大抵、筋肉量も少ない傾向にあります。すなわち相対的に脂肪量が多く将来的には疾患を抱えるリスクが高いと考えられます。またはサルコペニアに近い可能性もあるでしょう。

運動を定期的に行うことで、筋力や平衡感覚は養われるので、10秒間片脚立ちはいずれできるようになります。一方で、血液パラメータや身体組成は運動によって改善するので、死亡リスクを下げることが出来ます。

片脚10秒立ちテストはいつでもどこでも実施できるので、3ヶ月に1回など定期的に自分をテストしてみると良いでしょう。また、ゲーム感覚で何秒まで保持できるかも測定すると、日頃の運動の成果が可視化されてモチベーションにも繋がると思います。

とりあえずこの記事を見た方は、今やってみてください。


参考文献

Successful 10-second one-legged stance performance predicts survival in middle-aged and older individuals

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