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2022.06.26

有酸素性運動と心拍数

今回は有酸素性運動について簡単に解説を行いたいと思います。 有酸素性運動とは長時間継続可能な運動を指し、ウォーキング、ジョギング、水泳、自転車などがあります。 主に心臓や血管、肺が鍛えられます。 有酸素運動の強度設定 有酸素運動の強度設定には心拍数を用います。計算式は簡単です。 (220‐年齢‐安静時心拍数)×0.4+安静時心拍数=目標心拍数 となります。 例えば60歳で安静時心拍数70の場合、目標心拍数は106拍/分となります。この心拍数になるよう(100~110拍/分の間)に走る速さやペダルの重さ等を調整します。 これは“ややきつい”に相当す...

2022.06.25

水分補給について

梅雨入りしているはずですがイマイチ雨が少ない日が続いております。 代わりに蒸し暑いですね。今週末は特に暑いと予報が出ております。9月末頃までは蒸し暑い気候が続きます。 今回は、この時期特に気を付けたい熱中症や筋疲労を予防するための水分摂取についてです。 水分補給と身体活動 アメリカスポーツ医学会では身体パフォーマンスの低下を防ぐために、2%以上の体重減少を避ける事を推奨しています。 脱水状態で運動を開始すると、心拍数と深部体温の上昇により、パフォーマンスと生理学的機能が低下することが明らかになっています。 水が良いか、スポーツドリンクが良いか 水分損失を補うた...

2022.06.24

器材が少ない時はスロートレーニング

ご自宅に十分な重さのダンベルがないという方でも筋肉に十分なストレスをかける事が出来る方法をご紹介します。 2㎏や3㎏のダンベルが1組あれば出来ますし、1.5リットルのペットボトルや買い物袋(買い物袋に500mℓボトルを入れてダンベル代わりとする)でも代用できます。 スロートレーニングの効果 名前の通り、動作をゆっくり行うトレーニング方法です。 ゆっくり動作する事で、筋肉が力を発揮している時間が長くなるので、筋肉がストレスを受ける時間の総量が増えて疲れやすくなります。筋肉が疲労する事で筋肥大や筋持久力の効果が得られます。 また、動作がゆっくりのため関節にかかるストレ...

2022.06.23

自宅トレーニングで筋肉を早く成長させる方法

新型コロナウイルスによる警戒感も知見が広まるにつれ和らいできました。 しかし、一度ついた習慣(マスク着用や3密回避)はすぐに止めるのは抵抗があるでしょうし、その他のウイルスも含め予防の観点からいえば、あえて無くす必要もないでしょう。 そういった考えの下でのトレーニングは、フィットネスクラブに行くより自宅で筋力トレーニングを行うという事になるのですが、自宅には様々な重量のダンベルやバーベル、マシンはありません。(2、3キロのダンベル一組くらいならあるかもしれませんが) そんな限られた条件でも、筋肉にしっかり刺激を与えて効率よく成長を引き出せる方法を紹介します。 コンパ...

2022.06.22

筋肉と心肺機能を同時に鍛える方法

前回は有酸素性運動について解説しました。 有酸素性運動のガイドラインは1日合計で30分程度かそれ以上かつ、週5回以上の実施が望ましいとされており、忙しい人にとってはハードルが高いように感じられます。 有酸素性運動は心肺機能を高める運動としては最適ですが、筋肉を増やしたい、筋力を向上させたい場合は別途筋力トレーニングを行う必要があり、更に運動時間を作らなければなりません。 そこで今回は、心肺機能も筋力も同時に高める事が出来る「サーキットトレーニング」の提案をします。 キツイぶん、1回30分程度で週2~3回トレーニングを行えば十分な効果が得られるので、時間効率はかなり良くな...

2022.06.21

筋トレ効果を上げる栄養摂取のタイミング

トレーニング(筋トレ)をするにあたって、栄養はセットで考えなければならい項目です。 そして、筋トレと同時に実施していかなければなりません。 一般の方々が栄養を摂る際に考える事は、 量 質 だと思います。殆どの方はこう考えるでしょう。 しかし、トレーナー(身体づくりのプロ)は、何を・いつ・どれだけ摂るか、という事を考えます。 つまり、 3.タイミング を考慮する事になります。 今回は筋トレの効果を高めるために、栄養をいつ摂ればよいのかを書いていきます。 何を目的としてタイミングを考えるのか 大きく4つの目的に分けられると考えられ...

2022.06.18

骨粗鬆症と運動(在宅ワーカーは気を付けるべし!)

「骨粗鬆症」は皆さんよく聞いたことがあると思います。文字通り骨が粗くなって強度が著しく低下し、すぐに骨折しやすい状態になっている事です。 しかし、当事者でない限り改めてそれを予防しようと考える人は少ないでしょう。特に高齢者で無い限りは。 結論から言うと、筋トレしてよく食べる事が骨粗鬆症の予防に繋がります。 今回は、どんな人がなるのか、原因は何なのか、どう予防したら良いのかを紹介します。   どんな人がなりやすいのか 論より証拠で、まずは下図を見てください。 加齢。年齢を重ねるごとに増加。 特に女性に多い。およそ患者の80%が女性。 ...

2022.06.17

運動と身体づくりの栄養学

糖質について 吸収した糖質は筋と肝臓に蓄えられます。蓄えられている糖質をグリコーゲンと言います。 糖質は細胞で直接エネルギー源となります。脳細胞は糖質が唯一のエネルギー源となります。 グリコーゲンが不足すると脂肪やタンパク質を分解してエネルギーを作ります。つまり”食事での炭水化物が少ないと筋肉が分解されやすく”なります。 一方でグリコーゲンが過剰になると脂肪に変換して貯蔵されます。 1日あたりのエネルギー摂取量の55~60%を摂るのが望ましいです。 1日に1800kcal必要ならおよそ1000kcal分は糖質から摂りましょう。 この時の糖質量は250gです...

2022.06.16

筋トレはとても安全な運動です

運動を勧められるときに真っ先に挙がるのが有酸素性運動だと思います。 有酸素性運動はウォーキングやジョギング、自転車、水中運動などがあります。 これらがよく勧められる理由として 心臓血管系に対する効果としてのエビデンスがしっかり蓄積されている おそらく安全に実施できる(たとえ患者さんが一人で実施しても)と考えているから 以上が大きな理由かと思います。 無酸素性運動はダンベルやバーベルや自重を用いた「筋トレ」の事だと考えて頂ければと思います。これは世間一般的に未だに有酸素性運動よりも身体(関節や筋肉)を痛めてしまうという印象を持たれています。 ...

2022.06.15

IGFの感染症対策-施設運営方針

IGFは現在、本記事の対策を行いつつ通常営業致しております。 現在流行の新型コロナウイルスやその他インフルエンザウイルス等含む感染症対策のため、営業は以下の運営方針を軸として、できるだけお客様に安心してご利用頂けるよう努めて参ります。 施設環境対策(3密対策) 密閉空間対策:春秋→窓−換気扇で空気の入れ替えを常時行う/夏冬→冷暖房を使用するためトレーニング中は換気口−換気扇で空気の入れ替えを常時行う・予約時間10分前から来店時までの10分程度は窓を開放し空気の入れ替えを行う。 密集場所対策:1対1(室内には2人しかいない)...

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