BLOG

  • 2022.12.30

未来を作る為に運動をする

  • なぜ運動をするのか?
  • 運動すると何かいいことがあるのか?
  • 果たして運動する必要があるのか?

私はパーソナルトレーナーなのにこれらの事を常に考えています。何も考えずにポジショントークで「運動した方がいいですよ!」とは言いたくないのです。

なぜ貴方は運動をするのか?

運動をするキッカケは人によって様々です。

最近太ってしまったから、健康診断で引っかかったから、体力の低下を感じたから、リハビリする必要があったから、こうした理由が殆どです。“将来の病気の予防のため”といった理由は稀です。

これらは明確に「ダメージを感じた」という共通点があります。太って周りから指摘された、健康診断で×がついて身体のボロを感じた、階段を昇って息切れしたなど。人は痛みを感じるとそれを避けるためのアクションを取るようになります。

不健康という沼に片足あるいは両足突っ込んで、健康に戻したいために運動するようになる人が多いです。

ダメージを負っているという“罰”を避けるための運動といった位置づけです。

今現在健康で、将来も健康でいたいから運動をしているという人はかなり少ないでしょう。どちらかというと運動が楽しくてやっている感じだと思います。結果的に健康に繋がっているパターンです。

運動すると何かいいことがあるのか?

運動すると良いことしかないです。もちろん栄養状態が極端におかしくなければです。

前述の健康パラメータに対しては確実にポジティブな効果が得られます。

肥満は改善しやすくなり、筋肉は強くなり疲労もしにくくなります。心臓と肺も良いコンディションを保てます。血糖値やコレステロール値などは適正に戻る力が働きます。関節可動域は広がり痛みも改善します。精神的にもポジティブになります。

こうした健康上の恩恵は沢山あるし、今更言われなくても知っているという人も多いでしょう。

車にエンジンが付いているのは何故ですか?人間に筋肉が備わっているのは何故ですか?そうです、動くためです。

運動は超めんどくさい

このように誰でもポジティブな恩恵を受ける事ができる運動ですが、なぜ多くの人はやらないのでしょうか?

めんどくさいからです。これに尽きます。だから身体がマズい状況になってから取り組むのです。

考えてみれば、運動は“あえてエネルギーを消費する行為”です。ヒトが生きるためにはエネルギーを確保し、時には蓄える必要があります。運動が必要なのは栄養が必要になって獲物を狩る時だけです。しかし、それと逆行する形になるため本能的に必要な時以外は動きたくないのではないでしょうか?こうした原始時代の名残のようなものがあるのではないかと考えています。

しかし、現代は飽食の時代です。いつでも手軽に栄養を摂る事ができます。しかも栄養を用意する際に狩りをする必要がありません。運動しなくていいのです。ここにギャップが生まれ、肥満だの、運動不足だのが起こり、あえて運動する時間を設けなければならない状況になりました。

身体を動かすと少なからず息が上がります(本来はこれが心地よい)が、ほとんどの人が小中学校の体育の授業で息を切らしながらグラウンドを何周も走らされた挙句、順位を付けられ、運動出来る子・出来ない子にカテゴライズされました。運動は肉体的にも精神的にも苦痛なものだと刷り込まれました。

他にもいくつか挙げれそうですが、まとめると『運動はめんどくさい』となるので依然として日本人のフィットネス参加率は低いままです。

運動をする理由

さて、運動はめんどくさいものだけど、やると良い恩恵は沢山あると述べました。

ただ、健康上の恩恵を挙げても実際は血液パラメータが悪くなったら薬で対応するし、階段を昇らずともエレベーターエスカレーターがあるし、移動は車(タクシー)や電車があるので体力の低下も日常生活にはほとんど影響がありません。

運動参加を促す動機づけとしては響きにくいのが現状でしょう。もっと人生に踏み込んで運動して身体が若返った未来を想起させる必要があります。

  • 子供や孫と公園やショッピングモールで遊ぶ
  • 定年後に旅行やアクティビティを楽しみたい
  • 家族に介護されず自立した生活を続けたい

これらの例は全て体力が必要です。体力というと漠然としていてイメージしにくいと思います。分解すると

  1. 自分の身体や物体を支える下肢・上肢の筋力
  2. 長時間の労作を遂行する筋持久力
  3. 転倒などを予防するバランス維持・修正力
  4. 息切れしないための心肺機能

全て運動で手に入れる事が出来ます。誰でも、何歳からでも、運動すれば必ず手に入れる事が出来ます。

1~3は筋トレで獲得可能で、心肺機能も多少向上します。週2回程度の筋トレを行えば、今後の人生の充実度はより良いものになります。

まとめ

50歳未満のうちは体力の低下を多少感じながらも何とかなっているかもしれません。

しかし、50歳を超えたあたりから身体の中に悪いところが見つかり始める人が多いです。実際にIGFにトレーニングにいらっしゃるお客様は、予防のためではなく現在進行形で健康状態に悩みのある方、40代後半以降の方が殆どです。

彼らは歳は毎年当たり前だけど重ねていきますが、体型や健康状態、各か種体力要素は年々良くなっています。歳を取るけど身体は若返っているのです。

この記事を読んでいいてまだ運動をしていない方は将来の自分が活動的に過ごせているかをイメージして、1日15分歩くところからスタートするでも良いから、何かアクションを起こしてほしいと思います。だんだん運動が楽しくなってくるハズです。

もし、筋トレしたいけどフィットネスクラブに行く前に基礎を学びたいという方は、ぜひIGFをご利用頂ければと思います。一生使える知識と技能を身に付ける事が出来ます。お気軽にお問い合わせください。


関連

ブログ目次

☆★☆★☆

パーソナルトレーナー 井上大輔

パーソナルジムIGF 日本橋駅徒歩1分

パーソナルトレーニングをご希望の方→カウンセリングはコチラ

IGFは日本橋で創業し6年の完全個室予約制のパーソナルジムです

お身体、運動、食事のお悩み、お気軽にご相談ください。