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2022.09.27

ランニング関連の膝関節損傷の予防と管理方法

健康のためにランニング(ジョギング)を行う人は沢山います。ランニングは費用や機械の面を考えても、誰でも気軽に始める事が出来ます。 ランニングの効果としては、心臓血管系の能力向上により疲れにくい身体になったり、人によっては減量を達成する事が出来たりと、健康面でかなりポジティブな効果が得られます。 一方、ランニングでケガをしてしまう人も沢山います。これはビギナーの方から上級ランナーに共通する事です。長距離ランナーの障害発生率を調べた研究によると、『ランナーの下肢ランニング傷害の発生率は19.4%から79.3%の範囲であった。』との報告があります。これらの傷害の主な部位は膝でした。 ...

2022.09.26

筋トレで糖尿病改善

糖尿病は高血圧と並んでとても身近な疾患だと思います。なぜなら健康診断で必ず”血糖値”は測定されるからです。皆さんも血糖値を気にしたことありますよね? 世界の糖尿病人口は5億3,700万人。成人の10人に1人(10.5%)が糖尿病に罹患している。 世界の糖尿病人口は、2030年までに6億4,300万人(11.3%)に、2045年までに7億8,300万人(12.2%)に増加すると予測されている。 糖尿病は2021年に110兆円(9,660億ドル)の医療費負担の原因となった。糖尿病の医療費負担は、過去15年間で316%増加した。 新型コロナに関連する死亡リスクを除...

2022.09.25

座り過ぎは不健康のもと(30~60分おきに立ちましょう)

座っている時間は長ければ長いほど不健康に繋がります。 1日8時間以上座っている人は、病気に罹患するリスクや死亡リスクが高まる可能性があるとされています。 生活習慣病の予防対策としては「肥満の回避」、「身体的活動の増加」、「適正な食事」が合理的である。これらの対策は生活習慣病としての高血圧、高脂血症への介入手段としても有効であり、また、脳卒中・冠動脈疾患などの心血管疾患の予防対策となりうる。 厚生労働省のページを見ても”運動が必要”ということがわかります。 それでは詳しく見ていきましょう↓ 座位が長い時の身体の反応は? 座位は下肢の筋肉を殆ど使わないので、筋肉は衰えて...

2022.09.24

ウエスト周囲径、ウエストヒップ比、体脂肪率、総体脂肪量と腰痛のリスク

多くの人は、健康の指標に『体重』を用いる事が多いです。ほぼ一家に一台は体重計があり、体重は簡単に測定できからです。 しかし、ある程度フィットネスについての知識や経験を積むと、体重よりも体脂肪率や体脂肪量が健康に対する指標として適切なのではないかということに気づくようになります。なぜなら、筋肉が重い事を知り、筋肉が増えると体重が増えるからです。 今回は、体脂肪と腰痛のリスクとの関係を示す研究を紹介したいと思います。これを知ることで、体重を減らすより体脂肪を減らすという考えにシフトする人が増えると良いなと思います。 目的:ウエスト周囲径(WC)、ウエスト・ヒップ比(WHR)、体脂肪率...

2022.09.23

腰痛軽減に最適な運動は何か?

腰痛を抱えている人は多いです。重いものを持ち上げる機会が多い人、座位や立位の時間(=同じ姿勢でいる時間)が長い人ほど腰痛が発生しやすいです。 新型コロナウイルスによるリモートワークの増加で座位時間が増えたことから、腰痛の問題を抱えるようになった方もいらっしゃると思います。 パンデミック前の腰痛率と比較して、COVID-19ロックダウンの腰痛強度および有病率への影響を推定した研究があり、この研究によると、COVID-19のロックダウン期間中に腰痛の有病率と強度の両方が増加することが分かりました。(1) 『腰痛 改善』などで検索すると、ストレッチやマッサージが検索上位にヒ...

2022.09.22

うつ病の治療における運動、抗うつ薬および併用の比較効果

うつ病は、世界中で身体障害の主な原因となっており、3億2千万人以上が罹患していると推定されています。うつ病は、社会的役割や生活の質に悪影響を与え、生産性の損失だけで9200億米ドル以上かかると推定されています。うつ病は、最大19%の生涯有病率を持ち、他の身体・精神疾患の発症と大きく関連しています。 現在、抗うつ薬は、うつ病治療の選択の一つです。しかし、その効果に関するエビデンスは、即時および短期の利益が小さい可能性があり、利益と害の長期的なバランスが十分に理解されていないため、依然として論争の的となっています。 個人レベルのメタアナリシスでは、抑うつ症状の大きさと抗うつ薬の効果との...

2022.09.21

魚の摂取と冠動脈性心臓疾患

魚は良質なタンパク質源ですが、魚油(オメガ3脂肪酸)による健康効果も知られています。多くの研究が、魚の摂取が心筋梗塞、高血圧、動脈硬化、脳卒中のリスク低減に役立つ可能性を示しています。 以前の疫学的研究では、魚を大量に食べるアラスカ先住民やグリーンランドエスキモーは、CHDによる死亡率が低いことが判明しています。 オメガ3脂肪酸は、抗炎症作用とトリグリセリド低下作用を持ち、さらに血管拡張作用、抗不整脈作用、抗高血圧作用を持つ可能性があります。さらに、魚は、タンパク質、ビタミンD、ビタミンB、カルシウム、セレン、およびその他の栄養素を提供することができます。 無作為化比較試験で...

2022.09.20

ヨガと安静または理学療法との比較–腰痛とQOLに対して

ヨガは瞑想やエクササイズを混合させたものです。 ヨガの効果を調べてみると、肩こり・腰痛・むくみ・身体の引き締め・便秘など、各主訴に対してのアプローチがあり、それを改善すると言った記事(例えばコチラ)が沢山見られます。また、『インナーマッスルを中心に鍛えられ、ムキムキにならずに、しなやかな筋肉を養うことができる』などと謳われています。 ネットでよく見るヨガの効果に関する記事には、ホンマかいな?と思うような内容が書かれていることがあります。少なくとも身体の引き締め効果は怪しい…大体、「インナーマッスル」というものは医学的には存在しません。このワードはよくわかっていない人を信じ込ませるの...

2022.09.19

筋トレと有酸素運動の同時進行-骨格筋の量と機能に対する相反効果について

有酸素運動と筋力トレーニングを同時に行うことは、運動能力と健康の両方を向上させることを目的とした身体トレーニングとして最適と考えられています。 有酸素運動と筋力トレーニングの両方を行うことを推奨することは、これらの活動がある程度異なる適応と健康上の利益を誘発するため重要です。 例えば、有酸素運動は、有酸素運動能力の向上(すなわち、中枢性適応)とミトコンドリア密度の増加や毛細血管形成といった骨格筋の代謝的変化を促進します。 逆に、定期的な筋力トレーニングは、筋肥大と筋力およびパワーの増加をもたらしますが、骨密度も改善する可能性があります。健康維持における骨格筋の役割は、ここ10...

2022.09.18

腸内細菌叢についてまとめ–現在分かっていること

近年、腸内細菌叢(Intestine Flora/Gut Microbiota: GM)についての研究が盛んに行われています。文献数は2005年頃から増え始め、2019年から急激に増加しています。 これまで、栄養が身体に与える影響が注目されていましたが、腸内細菌も代謝や健康に大きな影響を与えているという証拠が見つかっており、それを解明しようと研究者たちが頑張っているわけです。 腸内細菌叢は、消化管に定着する微生物(細菌、古細菌、真菌、ウイルス)のコミュニティと定義されています。 腸内細菌叢の役割とその健康への影響、特に先進国で心血管事故のリスクを高め、その結果死亡者数を増やし...

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