すべての医療専門家は運動行動変容について何を知るべきか?
WHOは、身体活動促進を医療環境に統合するための行動を呼びかけているが、効果的な運動行動変容支援を実施するために医療専門家に求められる能力については、コンセンサスが得られていない。
本研究の目的は、個人の運動行動変容を支援するために、すべての医療専門家に関連する主要な能力を確立することである。
3段階のデルファイ法を用いてコンセンサスを得た。身体活動や座りがちな行動の専門知識を持つ参加者に、運動行動変容に関連して医療専門家が持つべきと考える知識、技能、属性を報告するよう求めた。提案されたコンピテンシーが作成され、重要性が評価された。
参加者には、コンピテンシーを含めるかどうかの同意を求め、コンセンサスとは、グループレベルでの同意が80%以上であることと定義した。
参加者は、以下に同意した。
- 医療専門職は、運動行動変容の支援において、専門職間の連携を認識し、オーナーシップを持ち、実践すべきであること
- これらの行動をめぐるポジティブな文化を支援すべきであること
- 運動行動の決定要因、障壁、促進要因を考慮した個人中心のアプローチを用いてコミュニケーションをとるべきであること
- これらの行動が健康に及ぼす影響を説明すべきであること
- 自分自身の行動が運動行動変容の支援にどのような影響を及ぼすかを認識すべきであること
このコンセンサスは、医療専門家のための11のコンピテンシーを定義しており、医療分野全体で運動行動変容を提唱する文化を構築するための触媒として役立つであろう。
まとめ
専門家は、専門分野には詳しいですが、人間の健康は様々な要素が絡み合って作られています。身体、食事、睡眠、仕事、文化など。
したがって、出来るだけ沢山の専門家が協力して解決策を考え、いくつかのポジティブなアプローチの中から、クライアントが取り入れられそうなものをピックアップするような方法が良いのではないかと思います。
私も、さまざまな専門家と協力してお客様の健康を考えていきたいと思います。
参考文献
関連
- 慢性疾患患者および高齢者の運動継続に関連する主要因子
- 効果的な筋力トレーニング5つの方法 ジム編
- ジムトレーニング版 間違いない4種目
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- BMJ sport medicine/ブリティッシュメディカルジャーナル
- Harvard Health Publishing/ハーバード・ヘルス・パブリッシング