米国成人における推奨される身体活動
タイトルに米国成人と書いていますが、日本人の成人にも適用できると思われます。
米国で”推奨身体活動と全原因および原因別死亡率との関連を明らかにする。”ための研究が行われました。
簡単に言うと、身体活動量と死亡率との関係を調べたという事ですね。
結論からいうと筋トレと有酸素運動の両方を行うと最も死亡率が低くなります。どちらかだけでも効果があります。
パーソナルジムは3密を回避しながら運動が出来ます
パーソナルジムIGFはいわゆる「ボディメイク」は求めていません。健康状態を少しでも良くしたいお客様にご利用頂いております。
研究の内容は以下の通りです
◆参加者は、18歳以上の米国成人 479,856 人です。
◆毎週の有酸素運動と筋力強化活動に費やした時間を参加者の自己報告として集計
◆身体活動ガイドラインに沿って以下4つのグループに分類
- 活動不足
- 有酸素運動のみ
- 筋力強化のみ
- 有酸素運動と筋力強化の両方
◆国民死亡指数記録から得られた全原因死亡率と原因別死亡率
原因別死亡率は以下の通り
- 心血管疾患
- がん
- 慢性下気道疾患
- 事故・傷害
- アルツハイマー病
- 糖尿病
- インフルエンザ・肺炎
- 腎炎・ネフローゼ症候群またはネフローゼ
◆結果
中央値8.75年の追跡期間中、59,819人の成人が全死因で死亡。
- 心血管疾患が13 509人
- がんが14 375人
- 慢性下気道疾患が3188人
- 事故・傷害が2477人
- アルツハイマー病が1470人
- 糖尿病が1803人
- インフルエンザ・肺炎が1135人
- 腎炎、ネフローゼ症候群またはネフローゼが1129人
身体活動を定期的に行っていない人(n=268,193)と比較して、推奨されている筋力強化活動(n=21,428)または有酸素運動(n=113,851)を行った人は、全死因死亡のリスクが低下。
両方の活動を行った人ではさらに大きな生存効果が認められた(n=76,384)。
さらに、心血管疾患、がん、慢性下気道疾患による原因別死亡率についても同様のパターンが報告された。
まとめ
身体活動量と死亡率との関係について、筋トレだけでも有酸素運動だけでも死亡率を下げる効果があったという事です。
両方を定期的に行っている人が最も生存効果が高いとの事でした。
毎日ウオーキングで8,000歩以上(できれば1万歩)歩き、週に1,2回ジムで筋トレを行うのが良いのではないかと思います。
運動は色々な病気を予防してくれたり、いざ病気にかかっても症状を軽くしてくれたり、早期退院に繋がったりします。
今流行りの新型コロナウイルスもです。日本が欧米諸国に比べて被害(死亡者数)が少ないのは肥満が関係しているのではないかと考えられます。(まだデータがまとめられていないのであくまでも予想)
肥満は糖尿病や高血圧に繋がりますからね。基礎疾患があると新型コロナウイルスは重症化しやすい特徴があります。
運動はデメリットが一切ありませんので是非皆さん運動を少しでもいいから始めていきましょう!
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