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2022.07.14

認知症予防と運動

認知症は加齢に伴う病変の一つです。 (1) このように、わが国では右肩上がりに認知症患者が増えてきています。 認知症の危険因子には遺伝的なものとそうでないものがあります。 遺伝ではない因子として、加齢が挙げられます。 また、女性は男性よりも長生きするため男性よりも有病率は高くなります。 肥満、高血圧、高コレステロールを伴う心臓血管系疾患と糖尿病は、血管性認知症とアルツハイマー型認知症に関連します。(2) 教育レベルが低いと認知症を発症する可能性が高まるようです。 認知症と運動 運動は認知症発症リスクの低下、進行を遅らせる可能性があります。 特...

2022.07.13

筋トレ 内臓肥満・炎症性慢性疾患のエビデンスレビュー

筋トレが内臓脂肪や炎症性疾患に及ぼす効果について、いろいろなエビデンスをまとめた文献を簡単に紹介します。 ◆◆◆ 内臓脂肪は炎症の重要な危険因子です。 糖尿病や心血管疾患のリスク増加に関係します。 大抵の場合、身体活動を介して過体重および肥満を治療・予防するためには、有酸素性運動が筋力トレーニングよりも運動消費エネルギーが大きいので、有酸素性トレーニングが推奨されることが多い。 しかし、筋肉量の減少によって代謝が影響を受けるため、加齢および肉体活動の減少は代謝性疾患の高い有病率に繋がる。 筋力トレーニングが体脂肪の分布...

2022.07.12

糖尿病の予防・改善のために筋トレをおこないましょう

糖尿病の改善には筋力トレーニングを含む運動習慣を付ける事が大事です。以前、ブログにて研究の紹介と説明もしました。併せて適度な食事に調整も必要です。 特に糖尿病を予防・改善すれば、現在世界で流行中の新型コロナウイルスの重症化防止に繋がる可能性が高いです。 これは食事のみのコントロールよりもよっぽど合理的で効果が確実です。 パーソナルトレーニングを週2回程度受けて筋力トレーニングで筋肉をしっかり使う 自宅の周りを歩く・走るの有酸素運動を週5回程度 これらを実施すれば間違いないでしょう。 辛ければべつに走らなくても良...

2022.07.11

筋肥大のためのアミノ酸

タンパク質、アミノ酸、BCAAなど色々なサプリメントの名前を聞きますね。 タンパク質:肉、魚、卵、大豆などに多く含まれる栄養素で、筋肉や靭帯、皮膚、爪、髪などの材料となります。 アミノ酸:タンパク質を最小単位まで分解したもので、この状態になってようやく身体に吸収されます。別物ではなく、アミノ酸とタンパク質はほぼイコールだという認識でも構いません。 BCAA:アミノ酸のなかの、ロイシン、イソロイシン、バリンの3種類を指します。BCAA=アミノ酸、の事です。 筋肉を付けるためには、アミノ酸(=タンパク質)が必要になるわけです。 アミノ酸は全部で20種類あります。中でも...

2022.07.10

筋トレには病気の死亡率を下げる効果がある

コロナ禍での在宅ワークやステイホームに環境が変わって、いわゆる『コロナ太り』になってしまった方は多いと思います。特に首都圏では、自宅~駅~会社と意外と結構歩くものです。 私は宮崎県出身ですが、田舎では自宅~駐車場~職場なのでほぼ歩きません。 首都圏で働く方々の運動量はコロナ前の半分程度まで落ち込んでいると思われます。   長らく健康増進の為に効果的な運動は有酸素性運動だといわれてきました。 ジョギング、ウォーキング、自転車などです。 しかし、近年では筋トレにも健康への効果があると注目されています。 筋トレは自宅でも出来るし、気分を変えてジムに...

2022.07.09

2型糖尿病の方は運動を。ぜひご相談ください。

2型糖尿病は生活習慣病のひとつです。 生活習慣が原因ですから、在宅の機会が増える今、そのリスクは一層高まっていると考えられます。 新型コロナの感染リスクを下げるために"Stay at Home"をしなければならない一方で、基礎疾患を抱えてしまったりその予備軍となった場合に万が一新型コロナに感染すると重症化、最悪の場合は死亡に繋がります。 (これは推測ではありますが、米国やイタリアなどで死亡数が極めて多いのは肥満→なんらかの基礎疾患持ちが多いのではないかと考えられます。東アジアで死亡例が少ないのは痩せ型だからかもしれません。今後の分析・研究を待ちたいところです。) ...

2022.07.09

女性の栄養に関する留意点

女性のダイエット実施時に不十分な栄養がもたらす健康上の問題。 起こりうる健康上の問題としては、月経障害、低BMD(骨密度)、心臓血管系機能不全、筋骨格系損傷、うつ、社会的孤立、および生活の質の低下などが含まれます。 これらの健康問題は互いに無関係ではなく、ある問題が別の健康問題につながっています。 栄養不足は、長期的に負のエネルギーバランスにさらされることと定義できます。すなわち、摂取エネルギーが消費エネルギーを大きく下回っている状態です。 しかし言うまでもなく、十分なビタミンとミネラルを摂取することは、最適な健康状態にとって重要な要素です。 特に運動を行っている...

2022.07.08

筋力トレーニングの効果について

筋力トレーニング(以下、トレーニング)は、安全に筋力を高め、筋肉を増量させるものです。 トレーニングと言われると、激しい運動であり、ケガをする可能性があると危険なイメージを持たれる方が少なからずいらっしゃいます。実際には↓ マシンとフリーウェイト(ダンベル・バーベル)を用いた一般的な RT の傷害発生率は、100時間当たり0.0035件であることが示されている。これは、サッカー(100時間当たり6.20 件)、陸上競技(100 時間当たり0.57 件)、アメリカンフットボール(100時間当たり0.10 件)、バスケットボール(100 時間当たり0.03 件)、および体操(100 時間当...

2022.07.07

自宅でゴムチューブを使ったトレーニングの紹介

今回は自宅で出来る体幹(腹筋)のトレーニングを紹介します。 【体幹】セラバンド・ゴムチューブ【自宅トレーニング】 ゴムチューブ・ゴムバンドを使用した家で出来るトレーニング!【筋トレ初心者にオススメ】 ゴムチューブは安価で手に入れやすいフィットネスツールです。 1本持っているだけでトレーニングのバリエーションが広がるので、自宅でトレーニングする機会が多い方は用意しておくことをお勧めします。 運動不足解消に役立ててください。 大きい筋肉を動かすことは、生活習慣病(メタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧、脂質異常症など)の予防・改善に役立ちます。 16週間のレジ...

2022.07.06

【体幹】腰痛予防トレーニング ヘルニアの方でも実践できる

弊社が運営しているYouTubeチャンネルで人気の動画です。 腰のヘルニア・腰痛に効果的なトレーニングを紹介しています。 0:05 ヘルニアの概要 3:15 トレーニング紹介 10:35 トレーニングについて解説 腰痛の予防、ヘルニアの方の腰回りの補強に適したトレーニングの紹介です。 主なトレーニングは プランク サイドプランク ヒップリフト といったトレーニングです。 腰痛はこれらの筋力トレーニングを行うと改善しやすくなります。 また、ヘルニア・腰痛の予防・リハビリテーションとしても使えま...

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