脂肪を減らす習慣はこれです。最も検索されている事に回答

こんにちは。
調べ物をするときにGoogle検索をすることが多いと思います。Google検索では、フィットネスに関する質問が日々検索されています。
こうしたフィットネスヘルスを調べる事は、突き詰めて言えば健康で長生きしたいという潜在意識の表れです。
今回は、フィットネスに関してどのような検索がされているか、死亡リスクを最も減らすことができる目指すべき行動はどの程度のものか、解説したいと思います。
健康のためにフィットネス活動に取り組む人の、ある程度の指標を提示できると思います。
よくある質問5選
ここではイギリスの保険会社が調査した、健康管理のための検索ワードの調査に対して簡単に答えてみたいと思います。
★週にどれくらいの運動が必要か?
この質問に対する回答は、ストレス無い範囲で運動に割ける時間はどのくらいですか?です。
筋トレ週3回やりましょう、有酸素を週6回やりましょう。と言うのは簡単ですが、
実際のところハードルを高くすると、ストレスが大きくて習慣化するまでに脱落してしまうので、
そうなってしまうくらいなら、週1回だけでも良いから一生続けましょう。時間や体力、精神に余裕があれば2回、3回と増やして下さい。
増やしてしんどいと感じるなら再度減らしても良いです。その時の条件に合わせて増減させましょう。
これが妥当な回答になります。
1番避けたいのは、ゼロが3週間以上続いてしまうことです。
★運動なしで体重を減らすことができるか?
体重の増減はカロリー収支で決まるので、低カロリーな食事、食事量を減らせば体重は減ります。
しかし、減量において心配しなければいけないのは、筋肉量をどこまで残せるか?です。
運動なしで減量すると、筋肉が減るばかりで維持すら難しいです。
リバウンドを承知するなら運動なしで減量しても良いでしょう。
運動をしっかりやらなくて良いので、1日15分歩く時間を増やすとか、そのくらいでも良いから並行したいですね。
歩くだけでも全身の筋肉を使いますから。
★シックスパックを手に入れるにはどうしたら?
腹を割るには体脂肪を減らし、体脂肪率を改善するしかありません。
もともと腹筋は割れているので、表面についている脂肪を減らせば割れます。
腹筋の筋肉量にもよるので何%から割れるとは言えませんが、男性であれば体脂肪率が12〜13%くらいからその片鱗が見えてくるかと思います。
筋トレと節制した食事を続ければいずれ割れます。やるべき事はただそれだけです。
気長に頑張りましょう。
★減量に最適な食品は?
減量に向いている食品をいくつか挙げてみます。
タンパク質:鶏肉、赤身魚、ヒレ肉、大豆、ホエイプロテイン
主食:茶色い炭水化物(玄米、全粒粉、そば)
そのほか、野菜・果物全般です。
タンパク質なら脂質が少ないこと、それ以外は、食物繊維がよく摂れる食材です。
減量の際、カロリーを気にする人は多いですが、実は食物繊維をたくさん摂ることが鍵になります。
食物繊維は脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあります。
すなわち、摂取したカロリーの何%かを吸収せずに捨てるということで、言い換えれば「食べたのに食事量を減らした」みたいなことが起こるのです。
したがって、減量の際は、脂質が少ないタンパク源と、食物繊維をたくさん摂ることを意識するとうまくいきます。
★お腹の脂肪を最も燃やす運動
そんなものはありません。
脂肪は全体的に落ちるので、局所的に落ちる事はないです。
脂肪を貯める場所は腹の中なので、そこにたくさん貯まりますが、四肢や首顔などにも当然貯まります。
量が多いところ(腹)と少ないところ(四肢)があるだけで、お腹だけで70%落ちて、それ以外の部分から30%落ちる、みたいなことはなく、簡単に言うと全身から同じ%減ります。
腹に溜まっているから腹の増減が多いだけです。
部分痩せとか言っている詐欺師には引っかからないようにしましょう。
部分痩せ宗教に入信しないようにしましょう。
全身運動して食事を節制してください。
これらを含めて、トップ10の質問のうち4つが脂肪を減らすこと、内訳で言うと73%が減量に関することでした。
脂肪・体重を減らすことは世界共通の悩みなのかもしれませんね。
脂肪の蓄積は、高血圧、糖尿病、心臓血管系疾患、関節の痛みなどに直結し、死亡リスクを高めてしまうからです。
健康で自立した人生を送りたいなら、脂肪はある程度コントロールしておく必要があるでしょう。
まとめ
大抵の人は健康のためにフィットネス活動に参加しますが、その多くは脂肪を減らす事に興味があるようです。
今回は、よく検索されている質問に回答してみました。
質の高い食事は、野菜、果物、魚、茶色い炭水化物をよく食べて、加工肉や砂糖を減らす事です。
運動は、どんな様式でも良いので、好きで続けられるものを選択しましょう。
時間の確保が難しい人、そもそも運動が嫌いな人もいると思いますので、そんな人はラジオ体操だけでも取り組んで下さい。
この1日3分の運動で死亡リスクをグッと下げる事に繋がります。
睡眠時間が7時間未満の人は、15分でも良いから早く布団に入って、スマホを置いて寝ましょう。
日々の積み重ねが将来の自分にかえってきます。
今回の提案全部でなくて良いので、どれか一つでも習慣として取り入れられるものがあれば良いなと思います。
全死因死亡率リスクに関連する睡眠、身体活動、栄養の最小かつ最適な組み合わせた変動
https://bmcmedicine.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12916-024-03833-x
エクササイズに関するよくある質問の回答
https://drscottlear.com/2024/03/29/common-questions-about-exercise-answered/
最もGoogleで検索された10のフィットネスに関する質問と、専門家の回答
https://www.insure4sport.co.uk/blog/most-googled-fitness-questions/
人間の飢餓後の過食症と体脂肪のオーバーシュート:除脂肪組織と脂肪組織からのフィードバック信号の役割
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9062520/
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