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2022.07.23

EMS(電気でピクピク)は筋肉に効くのか?

最近、テレビや雑誌などの広告でよく見かけるフィットネス機器があります。 コレです。 メーカーや商品名問わず、この手の商品が活況を呈しています。 仕組み・理論は簡単にいうとこうです↓ 筋肉は脳からの電気信号によって収縮します。 脳からの指令(電気信号)に加えて外部(EMS)からの電気信号でそれを増幅させ筋出力を高める、といった感じの理論です。 一般の方はこれを付けて過ごせば筋肉が鍛えられると考えている方もいるようです。   実際のところはどうなのでしょうか? 研究 以下の文献を読んでみましたが、確かにEMSを用いた成果が出てい...

2022.07.22

美容に良い ー食べ物ーコラーゲン

美容に関する情報は毎日と言っていいほど色んなところで紹介されます。 ほとんど毎日、あるいは週変わりで新しい情報が次から次へとupされます。 今回は、これまでの情報、これからの情報に惑わされないように、美容への対策を食べ物から考えていきたいと思います。 コラーゲンについて コラーゲンと聞くととても美容に良さそうです。 コラーゲンとはなんなのか?をまずは理解しましょう。 コラーゲンは皮膚や筋肉、関節の軟骨などを形成するものです。形を保持したり、弾力を持たせたりする役割があります。 形を保持ということは「たるみ」に関わり、弾力は「ハリ」に関わるとイメージして...

2022.07.21

ジムトレーニング版 間違いない4種目

過体重または肥満の成人において、簡単な筋トレを導入することによる座位時間の頻繁な中断は、食後の血糖値を低下させます。 簡単なものでもよいので、筋トレの導入は長時間座っている過体重または肥満の成人における心代謝系リスク軽減の可能性があります。(1)   前回は、自宅トレーニング版 間違いない4種目だったので、今回はジムで行う際の種目です。 この4種目さえ行っておけば全身が鍛えられます。 10回3-4セットずつ行えば所要時間は大体30分くらいで終わるので、時間効率も抜群です。   スクワット またスクワットかよ、って感じですが絶対外せない種目...

2022.07.19

筋肉は何歳からでもトレーニングすれば成長する

筋力トレーニング(筋トレ)は様々な疾患に対して効果があります。 心臓血管系の疾患、大腸ガン、2型糖尿病、骨粗鬆症、腰痛やひざ痛、関節炎、生活習慣病、サルコペニアなど、これらの症状の予防改善に繋がります。 レジスタンストレーニングプログラムが、サルコペニア予備軍の高齢者の機能的強度の維持および筋肉量の増加に効果的であった。という研究もあります。 筋肉のサイズが大きくなる・力が強くなる・疲れにくくなるなどの実感を得るのが、トレーニング効果の最も感じやすい部分かと思います。 筋肉を付けるのに年齢は関係ない 高齢者でも筋肉は付くのか?という疑問ですが、結論から言うと付きま...

2022.07.17

筋肉を大きくするためのおすすめサプリメント

「運動と身体づくりの栄養学」の回で筋肉を強く・大きくするのに栄養が重要という事を述べました。食事で摂りきれない分を補う為にサプリメントという選択があります。 しかし、市場にはたくさんのサプリメントが流通しています。「何が自分に必要なサプリメントなのか」を一般消費者が判断する事は大変困難な事だと考えます。 更には、サプリメントの大半は本当に効果があるのか実証されていません。画面の下や広告欄に小さく「※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません」などと書いています。つまり、販売する側も”効果があるかもしれないし、無いかもしれない”と分かったうえで広告を打っています。 これ...

2022.07.16

ダイエット停滞防止や夏バテ防止にビタミンB群

夏本番、連日暑い日が続いており、夏バテしていませんか? 熱中症予防のため水分摂取にも気を付けましょう。 いつも以上に食事が偏ってしまったり、食べる量が少なくなっていませんか? 人には必要な栄養素、必要な量がありますので取らな過ぎ、偏り過ぎは夏バテのもとです。 五大栄養素について 一度は耳にしたことはあると思います。 糖質(=炭水化物) タンパク質 脂質 ビタミン ミネラル 以上が5大栄養素と言われています。 今回お伝えしたい内容はこの5大栄養素の中のビタミンについてです。 ビタミンの種類 ビタミンには様々な種類のビタミンが...

2022.07.15

高血圧とその改善について―運動は優れた手段です―

高血圧はどのような症状か分かりますか? 高血圧とは血管の流れる血流により血管に対する圧力が強くなり続けている状態のことを言います。 経過とともに血管が損傷し動脈硬化を引き起こし心疾患や脳血管疾患、糖尿病というような最悪の場合死につながってしまう病気になるリスクを上げてしまいます。 高血圧の原因ははっきりと断定は出来ないのですが、塩分の取りすぎや飲酒、肥満といった生活習慣の乱れによって起こるとされています。 驚くべきこ90%程度は原因が特定出来ないと言われております。 血圧の正常値 さて、皆さんは血圧の正常値は分かりますか? 血圧が高いと言われたけど一体どのくら...

2022.07.14

認知症予防と運動

認知症は加齢に伴う病変の一つです。 (1) このように、わが国では右肩上がりに認知症患者が増えてきています。 認知症の危険因子には遺伝的なものとそうでないものがあります。 遺伝ではない因子として、加齢が挙げられます。 また、女性は男性よりも長生きするため男性よりも有病率は高くなります。 肥満、高血圧、高コレステロールを伴う心臓血管系疾患と糖尿病は、血管性認知症とアルツハイマー型認知症に関連します。(2) 教育レベルが低いと認知症を発症する可能性が高まるようです。 認知症と運動 運動は認知症発症リスクの低下、進行を遅らせる可能性があります。 特...

2022.07.13

筋トレ 内臓肥満・炎症性慢性疾患のエビデンスレビュー

筋トレが内臓脂肪や炎症性疾患に及ぼす効果について、いろいろなエビデンスをまとめた文献を簡単に紹介します。 ◆◆◆ 内臓脂肪は炎症の重要な危険因子です。 糖尿病や心血管疾患のリスク増加に関係します。 大抵の場合、身体活動を介して過体重および肥満を治療・予防するためには、有酸素性運動が筋力トレーニングよりも運動消費エネルギーが大きいので、有酸素性トレーニングが推奨されることが多い。 しかし、筋肉量の減少によって代謝が影響を受けるため、加齢および肉体活動の減少は代謝性疾患の高い有病率に繋がる。 筋力トレーニングが体脂肪の分布...

2022.07.12

糖尿病の予防・改善のために筋トレをおこないましょう

糖尿病の改善には筋力トレーニングを含む運動習慣を付ける事が大事です。以前、ブログにて研究の紹介と説明もしました。併せて適度な食事に調整も必要です。 特に糖尿病を予防・改善すれば、現在世界で流行中の新型コロナウイルスの重症化防止に繋がる可能性が高いです。 これは食事のみのコントロールよりもよっぽど合理的で効果が確実です。 パーソナルトレーニングを週2回程度受けて筋力トレーニングで筋肉をしっかり使う 自宅の周りを歩く・走るの有酸素運動を週5回程度 これらを実施すれば間違いないでしょう。 辛ければべつに走らなくても良...

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