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2024.02.13

効果的な運動をしている人の割合はどのくらいなのか?

最近、パーソナルジムや24時間ジムを沢山見かけるようになりました。特に24時間ジムは現在も次々とオープンしている印象です。 これだけフィットネス環境が提供されるという事は、それだけ需要があると考えられます。一方で個人的には「過剰に供給されすぎじゃね?」とも感じています。 さて、ここで疑問に思ったことは『一体どのくらいの人口がフィットネス活動に参加しているのでしょうか?』です。また、その中で十分な運動強度と量を確保して『効果のあるトレーニングを実施できているのはどのくらいいるのか?』が専門家としては気になる所です。 世界の調査と日本の調査を改めて確認してみたいと思います。なお、...

2024.02.07

筋肉を大きくするトレーニングメニューの作り方

筋トレのメニューを作る際、これら沢山の変数を考慮して作る必要があります。 トレーニングを始めて、少しトレーニングについて勉強をして、中級者くらいになると、自分でメニューを作って実践する人もいらっしゃると思います。 そこで今回は、筋肉を大きくするために、どの変数を触るとより効果的なキンヒダイプログラムになるのか? 初心者から中級者のトレーニー、おおむねトレーニング継続1年未満の方々に向けて、解説したいと思います。 上級者でも十分使える知識なので、復習がてら聞いていただければと思います。 普段の筋トレメニュー作成のヒントになれば幸いです。 コチラの研究で、今回の...

2024.01.24

高齢者への転倒を予防するコーチングの効果

転倒は公衆衛生上の重要な問題であり、高齢者は転倒に関連した深刻な結果を招くリスクが最も高いです。 確実性の高いエビデンスによると、体系化された運動は60歳以上の地域居住者の転倒率を約23%減少させますが、体系化されていない身体活動の影響はまだ不明です。 高齢者に身体活動を促進する介入は、転倒予防を考慮した内容にした方が良いでしょう。 今回は、60歳以上の高齢者を対象に、身体活動全般の促進と転倒予防を組み合わせた個別化プログラムが、身体活動と転倒率に及ぼす効果を明らかにするために行われた研究を紹介します。 12ヵ月間にわたり、身体活動と転倒予防を組み合わせたプログラムは、...

2024.01.20

マシンとフリーウエイトはどちらが効果的か?

今日、レジスタンストレーニングは、競技能力を向上させる効果があるため、ほとんどのスポーツ種目において、フィールドやトラック特有のトレーニングを補完するものとして一般的に取り入れられています。従来、専門家は、これらのポジティブな適応を高めるためには、マシンベースのレジスタンストレーニングよりもフリーウェイトの方が優れた効果があることを推進してきました。この仮説は、主に、フリーウェイトエクササイズによって、作動筋/相乗筋および体幹筋において、より高い急性活性化が生じることによって支持されてきました。 とはいえ、これらのレジスタンストレーニングの長期的な効果を比較した研究はほとんどありません。...

2024.01.18

バランスの良い食事-1日の献立例

栄養と運動の関係については色々と記事を書いていましたが、実際の食事メニューまで落とし込んだものはまだ書いていなかったので、1日の献立という事で提案をしてみたいと思います。 前提条件を整える 食事メニューを決めるにあたって、どんな目的で、誰が食べるのかを決める必要があります。極端に言えば、小学生と50代成人では、食事に対する考え方・目的が変わるからです。従って、ここでは以下の人を想定して話を進めていきます。 30~50代の男女 健康と体重の適正化 必要な栄養量 摂取カロリー 1日の摂取カロリーは基礎代謝を基準に決めます。基礎代謝は計算式で近似値を求めることが出来...

2024.01.12

高齢者の機能性と筋力に対するトレーニングの効果

高齢者の筋力トレーニング参加は、日常生活での作業能力が改善する、というのが1つの目標になる事が多いと思います。 歩く速度(一定範囲での行動スピード)が向上したり、長時間作業を続けられる持久力が向上したり、などです。 トレーニングプログラムには、軽い負荷だけど早く挙上する方法と、ゆっくりになってしまうが重い負荷を挙上する方法があります。 “パワー=力×速度”なので、上記2パターンのトレーニング方法でパワーが同じ場合、効果は変わるのか?を考える事ができます。 これを知る事で、高齢者の普段のトレーニングプログラムに追加するなら、高負荷で行うのが良いか?低負荷で行うのが良いか?...

2024.01.10

短期および長期の食欲に対するホエイプロテイン補給の効果

乳清タンパク質のような乳製品に含まれる特定の成分は、食欲を抑制することにより体組成に有益な効果をもたらす可能性があります。 そこで、ランダム化比較試験のメタアナリシスを行い、乳清タンパク質の補給が長期および短期の食欲に及ぼす影響を調査した研究を紹介します。 簡潔にまとめると以下の通りです。 長期食欲において、食欲スコアの合計で4.13mmの有意な低下が観察された。 短期的な食欲の減少もわずかに認められたが、有意ではなかった。 短期間の食欲減退において、乳清タンパク質と炭水化物との間に有意差は認められなかった。 方法:適格な論文を特定するために系統的検索を...

2024.01.06

慢性腰痛における水中運動

水中(プールなど)での運動は、腰部への負担を減らしつつ身体を動かす事が可能です。これは腰痛に悩み、改善したいと思う人にとって有効な選択肢となります。 陸上でのトレーニングは腰痛改善に役立つことが知られていますが、やはりエクササイズ中は多少なりとも腰痛を我慢するシーンが出てきます(姿勢の入れ替え時など)。腰痛のレベルが高い人にとってはこの痛みさえ大きなストレスとなりますが、そういった場合に水中運動は特におすすめです。 今回は、水中運動が腰痛に効果的かどうかを調査した研究を紹介します。 結論からいうと、水中トレーニングにより、疼痛強度は安静群(マッサージなどのケア)と比較して減少...

2024.01.04

YouTubeで血糖値を下げるトレーニングシリーズを追加

【自宅トレ】食後血糖値を下げる!2分で終わる筋トレ|メタボ・生活習慣病を改善! 【自宅トレ】食後血糖値を下げる!2分で終わる筋トレ|メタボ・生活習慣病を改善!中強度編 【実践】食後血糖値を下げる運動プログラム|自宅トレ|器具なし|動画を観ながら一緒にやろう! 引き続き動画を更新していきます。 よろしければチャンネル登録、よろしくお願いいたします! 関連 ダイエット成功の秘訣は習慣化できるかが全て 身体活動は、うつ病、不安、苦痛を改善する。 運動はうつ病症状に対して有効である 運動はうつ病発症を軽減させる効果がある ブログ目次 主な情報仕...

2023.12.25

過体重または肥満の成人における体重減少に対する運動の効果

身体活動、すなわち運動が期待される効果には、体重減少に対するプラスの効果だけでなく、体重減少中の除脂肪体重の維持とともに脂肪が減少する効果や、その後の体重減少の維持も含まれます。 2000年代に発表された十分に実施されたシステマティックレビューやメタアナリシスでは、体重減少や身体組成に対する運動のこのような効果についてのエビデンスが示されていますが、体重維持に対する運動の効果についてのエビデンスが不足していることも認められています。 高強度インターバルトレーニング(HIIT)も、肥満者だけでなく一般成人においても有望な運動方法として浮上しています。 最後に、身体活動と体重維持...

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