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2023.05.22

ゴルフとトレーニングとスコア

外での運動が気持ちの良い季節になってきました。これからは熱中症にも気を付けたいですね。ポピュラーな屋外での運動のひとつにゴルフがあります。 パーソナルジムにいらっしゃるお客様のゴルフプレー率は高いです。なので、ゴルフとトレーニングについて少し書いてみたいと思います。 タイガー・ウッズ、レクシー・トンプソン、ロリー・マクロイ、ブルックス・ケプカなど、ゴルフ界のトップに立つ多くのゴルファーが、パフォーマンス向上のためにストレングス&コンディショニング(S&C)に力を入れるようになり、ここ10~20年の間にゴルファーの身体準備に大きな変化が起こりました。 クラブヘッドスピー...

2023.05.17

必須アミノ酸サプリメントの活用

この記事は、会報誌『胃を切った人の情報誌 ALPHA CLUB』の459号(令和5年5月)に掲載されたものです。 タンパク質源となる肉や魚を十分量食べる事は、胃を切除した方にとっては難しいことかもしれません。この問題の対策になる「必須アミノ酸」の活用について解説します。 必須アミノ酸とは タンパク質を構成しているアミノ酸は20種類、そのうち体内で作る事が出来ない9種類をまとめて必須アミノ酸と呼んでいます。 アミノ酸はタンパク質の最終形態です。肉や魚を食べてタンパク質を摂取すると胃や小腸で分解され、タンパク質→ペプチド→アミノ酸と形を変えていきます。ヒトの身体はタンパク質...

2023.05.16

ストレッチが筋力向上に負の影響を与える

静的ストレッチは筋肉を伸ばして一定の秒数保持する、みなさんがイメージするストレッチのことです。 一般的に静的ストレッチは、関節可動域を増加させる目的で使用されることが多いです。その他、リラクゼーションとしての目的もあります。運動前のウォーミングアップで怪我の予防のために静的ストレッチをする人もいます。運動科学に触れない一般の人々はストレッチに対してそういったイメージを抱く人も少なくないでしょう。 しかし、私はトレーニング指導をする際、ウォーミングアップで静的ストレッチを行うことはありません。いくつかの文献で静的ストレッチは運動パフォーマンスに負の影響を与えるといった結果が出ているか...

2023.05.15

ホエイプロテインは体組成および心血管リスクを改善する

タンパク質を低カロリーで効率的に摂取したい場合、プロテインの活用が検討されます。 結論からいうと、ホエイプロテインは過体重および肥満患者の体重、総脂肪量、およびいくつかの心血管疾患リスク因子を改善します。プロテインの種類はホエイがお勧めです。 市販のプロテイン タンパク質は人体にとって必須の栄養素で、体内では合成できません。特に体重を気にして食事量を絞っている人はタンパク不足に陥りやすく、これが代謝の低下につながり、「カロリーを減らしているけど体重が減らない」といった現象に見舞われることがあります。こうした現象が起こらないように、特にダイエット中はプロテインを活用するのがお勧めです。...

2023.05.14

【自己紹介】トレーナーの趣味一覧

普段、トレーニングや栄養に関する記事ばかり書いているので、たまには自分自身のことも書いてみようと思いました。私の趣味趣向を知る事で、少しでも親近感が湧いたり、会話のきっかけにもなれば良いなと思います。今回は趣味についてです。 野球観戦 キャンプ ゲーム 趣味と言えるのは主にこの3つでしょうか。ひとつづつ見ていきます。 野球観戦 私自身、小学生~高校1年のちょっとまで野球をしていました。また、出身が宮崎県なのでプロ野球チームのキャンプが多く、野球は比較的身近な存在でした。 中でもソフトバンクホークスのキャンプ地は実家から近い場所にあったのでよく自転車で見に行...

2023.05.13

腱鞘炎(腱炎)管理のためのレジスタンス運動

腱鞘炎は、手の使い過ぎにより指や手首の関節に痛みが生じる疾患です。 手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのが特徴です。腱炎とは、腱の炎症です。ともに腱が痛み、特に動かすと痛みを伴い、ときには腫れることがあります。 このテーマについて、すでに知られていることは 腱炎は、アキレス腱、回旋腱板、肘関節外側、膝蓋骨、股関節などの腱によく見られる症状で、スポーツ選手と非スポーツ選手の双方に広く見られる。 運動療法は腱症の保存的治療の主要な手段であり、患者の転帰を改善するのに有効であることが示されているレジスタンス運動に重点を置いている。 強度、量、頻度など、さ...

2023.05.12

アルコールが筋肉に与える影響

アルコールの生理機能への影響 アルコールは基礎的な筋タンパク質合成を減少させる 利尿作用があり、末梢血管拡張剤(→体液の蒸発による損失)として作用し、脱水をさらに悪化させる 筋肉のグリコーゲン取り込みと貯蔵を減らす バランス、反応時間、視覚的探索、認識、記憶、微細運動技能の正確さに用量依存的な障害を示す 急性アルコール摂取が代謝、神経機能、心血管系生理、体温調節、骨格筋ミオパシーの多くの側面に影響を与えるという、アルコールのヒト生理学への有害な影響はよく知られています。アルコールの乱用は、急性中毒や長期の過剰摂取により、骨格筋を含む多くの臓器や組織に病的変化を...

2023.05.11

高齢者におけるタンパク質源と筋肉の健康

高齢者のサルコペニア予防と筋骨格系の健康維持には、1日1.2g/kg体重までの高タンパク質の食事が有効であることが研究により示されています。しかし、食欲が減退し、健康状態に問題がある高齢者にとって、1日あたりの食事性タンパク質の摂取量を増やすことは困難です。このような制限による老化した筋肉への悪影響は、高品質のタンパク質源の摂取やサプリメントによって回避することができると考えられます。 最近の文献では、ホエイと大豆タンパク質が最も一般的な高品質タンパク質として使用されてきました。しかし、植物由来の食事性タンパク質の選択肢を増やしたいという消費者の要望が高まってきています。例えば、エンドウ...

2023.05.10

自己紹介~創業の想い~

パーソナルトレーナーの井上大輔です。簡単に自己紹介をします。 出身:宮崎県 スポーツ経験:野球、柔道、陸上、ウエイトリフティング 趣味:読書、トレーニング、スポーツ観戦、その他趣味 資格:NSCA認定パーソナルトレーナー 会員:NSCA Japan/日本外科代謝栄養学会/日本静脈経腸栄養学会/日本感染症学会 経歴:’10’4~’12’3 関西大学バスケットボール部/学生トレーナー ’12’4~’14’3 Kajima Deers / Athletic Performance Coach ’13’4~’14’6 グリーンパークゴルフセンター/Str...

2023.05.09

タンパク質は認知機能低下を抑制する

タンパク質は筋肉を維持・増量させるために必要なものということを知っている人は多いと思います。最近ではスーパーやコンビニなどでも「タンパク質強化食品」が沢山陳列されています。 では、タンパク質が認知機能低下を抑制する効果があることはご存知でしょうか?ハーバード大学の研究を紹介します。 結論からいうと、 動物性タンパク質の摂取は認知症を発症するリスクが低くなる 植物性タンパク質の摂取は認知症を発症するリスクがさらに低くなる えんどう豆、ライ豆が特に効果が高かった 2022年1月号のThe American Journal of Clinical Nutrit...

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