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2023.05.13

腱鞘炎(腱炎)管理のためのレジスタンス運動

腱鞘炎は、手の使い過ぎにより指や手首の関節に痛みが生じる疾患です。 手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのが特徴です。腱炎とは、腱の炎症です。ともに腱が痛み、特に動かすと痛みを伴い、ときには腫れることがあります。 このテーマについて、すでに知られていることは 腱炎は、アキレス腱、回旋腱板、肘関節外側、膝蓋骨、股関節などの腱によく見られる症状で、スポーツ選手と非スポーツ選手の双方に広く見られる。 運動療法は腱症の保存的治療の主要な手段であり、患者の転帰を改善するのに有効であることが示されているレジスタンス運動に重点を置いている。 強度、量、頻度など、さ...

2023.05.12

アルコールが筋肉に与える影響

アルコールの生理機能への影響 アルコールは基礎的な筋タンパク質合成を減少させる 利尿作用があり、末梢血管拡張剤(→体液の蒸発による損失)として作用し、脱水をさらに悪化させる 筋肉のグリコーゲン取り込みと貯蔵を減らす バランス、反応時間、視覚的探索、認識、記憶、微細運動技能の正確さに用量依存的な障害を示す 急性アルコール摂取が代謝、神経機能、心血管系生理、体温調節、骨格筋ミオパシーの多くの側面に影響を与えるという、アルコールのヒト生理学への有害な影響はよく知られています。アルコールの乱用は、急性中毒や長期の過剰摂取により、骨格筋を含む多くの臓器や組織に病的変化を...

2023.05.11

高齢者におけるタンパク質源と筋肉の健康

高齢者のサルコペニア予防と筋骨格系の健康維持には、1日1.2g/kg体重までの高タンパク質の食事が有効であることが研究により示されています。しかし、食欲が減退し、健康状態に問題がある高齢者にとって、1日あたりの食事性タンパク質の摂取量を増やすことは困難です。このような制限による老化した筋肉への悪影響は、高品質のタンパク質源の摂取やサプリメントによって回避することができると考えられます。 最近の文献では、ホエイと大豆タンパク質が最も一般的な高品質タンパク質として使用されてきました。しかし、植物由来の食事性タンパク質の選択肢を増やしたいという消費者の要望が高まってきています。例えば、エンドウ...

2023.05.10

自己紹介~創業の想い~

パーソナルトレーナーの井上大輔です。簡単に自己紹介をします。 出身:宮崎県 スポーツ経験:野球、柔道、陸上、ウエイトリフティング 趣味:読書、トレーニング、スポーツ観戦、その他趣味 資格:NSCA認定パーソナルトレーナー 会員:NSCA Japan/日本外科代謝栄養学会/日本静脈経腸栄養学会/日本感染症学会 経歴:’10’4~’12’3 関西大学バスケットボール部/学生トレーナー ’12’4~’14’3 Kajima Deers / Athletic Performance Coach ’13’4~’14’6 グリーンパークゴルフセンター/Str...

2023.05.09

タンパク質は認知機能低下を抑制する

タンパク質は筋肉を維持・増量させるために必要なものということを知っている人は多いと思います。最近ではスーパーやコンビニなどでも「タンパク質強化食品」が沢山陳列されています。 では、タンパク質が認知機能低下を抑制する効果があることはご存知でしょうか?ハーバード大学の研究を紹介します。 結論からいうと、 動物性タンパク質の摂取は認知症を発症するリスクが低くなる 植物性タンパク質の摂取は認知症を発症するリスクがさらに低くなる えんどう豆、ライ豆が特に効果が高かった 2022年1月号のThe American Journal of Clinical Nutrit...

2023.04.30

筋力トレーニングが記憶、処理速度および気分状態に及ぼす影響

筋力トレーニングを行うと、ホルモンの影響により気分の高揚や精神状態の改善などが起こる事が分かっています。一方、集中力などが向上する事も示唆されています。今回はこうした、筋トレが脳機能に与える急性の効果についての研究を紹介します。 結論は 18~25歳男性が40分の筋力トレーニングを実施 注意力と処理速度は運動後に良好だった 活動的、活力、抑うつの効果が高い可能性 認識記憶を改善しないものの、注意と処理速度を改善し、気分状態に対する効果はまちまちである といった具合でした。研究の概要は以下の通りです。 中強度から強度の有酸素運動は、学習と記憶を改善するこ...

2023.04.29

NMNサプリメントについて

先日、お客様から「‟NMN”というサプリメントって何なんですか?」と聞かれ、そんなサプリメントが出ているのかと気になったので調べてみました。ざっと書いていきたいと思います。 はじめに結論からいうと 900mg/日までのNMNの60日間の経口投与は安全であり、忍容性も良好でした。 NMNの補給は、6分間歩行試験、血中生体年齢、SF-36スコア(生活の質)の有意な改善で示されるように、健康な成人の身体的持久力と一般健康状態に好影響を与えました。 900mg/日の経口投与は、600mg/日の投与に比べ、優れているわけではないので「600mg/日の投与」で良さそうです。 ...

2023.04.28

筋トレは関節可動域を改善する-ストレッチは不要

筋トレで身体が硬くなってしまう(関節可動域が狭まってしまう)と考える人は多いです。 「筋トレすると身体が硬くなるよ!特にスポーツするなら筋トレよりもストレッチが大事!」こうしたことを言い伝えで聞いたことがある人も多いと思います。 しかし、実際には筋トレを行うと柔軟性が向上します。筋肉も大きくなり、筋力も強くなり、柔軟性も向上する。言うことなしです。エクササイズに費やす時間と効果を考えた時にはむしろストレッチはやらない方がいい選択になることも多いです。 結論からいうと、「筋トレの前後にストレッチを行うことは、柔軟性を高めるために必要ない」となります。 背景:レジスタンストレー...

2023.04.26

夏までに減量するなら今が始め時

暖かい日と冷える日を繰り返したり、雨の日が続いたりと不安定な天気が続いております。梅雨から夏に向かっていると感じますね。 最近、某大手パーソナルジムのCMを目にする機会が増えてきました。露出の多い季節に向けてダイエットしなければと考える人は毎年多くいらっしゃいます。 タイトルにある通り、夏に向けて身体づくりをするなら今から取り組まねばならないです。スケジュール的にです。 なぜ今から? 1ヶ月に落とせる脂肪の量は2㎏程度です。体重が重い男性なら3㎏くらいはいけるかもしれません。女性ならもう少し少ない1.5㎏とかになるかもしれません。 安全かつ最速で落とすとこのくらいの減量幅...

2023.04.25

BCAAの補給は骨格筋の損傷を軽減する

BCAAは筋肉を増量させるのに効果的な栄養素とされています。競技レベルに関わらず、多くのアスリートや定期的かつ適度な運動をしている人々に栄養補助食品としてよく利用されています。 運動を行うと筋肉が損傷(≒一時的な筋肉量の低下)します。もし、損傷の程度が低くなれば次回の運動でより効率的な運動が可能になったり、筋肉量低下の時間が短くなることで筋量増加に転じやすくなったり、運動を行う人にとっては大きなメリットがあります。 今回はBCAAに骨格筋の損傷を軽減する効果があるのかを再確認してみたいと思います。 結論は BCAAの補給は、筋損傷の程度が低~中程度である限り、 ...

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