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2023.06.15

アルコールは筋肉を減らす

年末年始の休暇も終わった人が多いのではないかと思います。 1月は新年会の予定が入っている人も多いでしょう。先月から今月まではお酒の席が増えているかと思います。 今回はアルコールが筋肉に与える影響を簡単に解説します。 結論からいうと アルコールは筋肉の合成を妨げる アルコールは筋肉を減少させやすい体内環境になる 上記2つがアルコールによる筋肉への影響で、合わさることで筋肉が減ることになります。 多くのデータは、アルコールが、基礎的な条件下でも、成長因子、栄養素、筋収縮を含むいくつかの同化刺激に応答しても、主に全体的なタンパク質合成を損なうことを示唆してい...

2023.06.11

筋肉量と筋力をサポートするための動物性・植物性タンパク質の比較

骨格筋は、身体の安定性を支え、身体活動(運動)を可能にします。また、組織の構築と維持のために吸収後の状態でアミノ酸を供給したり、グルコースの取り込みと貯蔵の部位として機能するなど、重要な代謝機能を有しています。 筋肉の損失は有害な結果をもたらします。筋肉量の低下は、病的状態の増加、生活の質の低下、死亡率の上昇と関連しています。同様に、低い筋力は、死亡リスクの有意かつ独立した予測因子であることが示されました。 筋量と筋力の低下は、通常、様々な集団で加齢とともに観察されます。この加齢に伴う筋肉量と筋力の低下はサルコペニアと呼ばれ、現在では「筋肉の病気」として認識されています。 筋...

2023.06.10

高齢者における1日の歩数と死亡率との関係

歩く事は健康にとって必要な事ですが、デスクワークや便利な移動手段(電車・車・エレベーター・エスカレーター等)の普及により、多くの人は1日の歩数が少なくなっていると考えられます。 現在、厚生労働省では目標値を以下のように設定しています。 成人男性:9,200歩 成人女性:8,300歩 高齢男性:6,700歩 高齢女性:5,900歩 私自身、高齢者へのアドバイスとしては8,000歩を目指しましょうと言う事が多いです。8,000クリアできればそれでいいし、クリアできなくてもそれを目指す事で6,000を超えてくればそれなりに健康への恩恵を受ける事が出来ると考える...

2023.06.09

筋肉と体力が少ない高齢者に対する筋トレの効果

サルコペニアは、骨格筋量の進行性かつ全身的な減少に加え、筋力とパフォーマンスの低下を特徴とする加齢に伴う症候群です。簡単に言うと、『筋肉量が少なく、体力レベルの低い状態』です。 欧州老年医学会などの研究グループ(EWGSOP)によると、50歳以上の高齢者におけるサルコペニアの有病率は、地域住民で1~29%、長期介護環境で14~33%、急性介護環境で10%と報告されています。高齢者人口の増加に伴い、世界的にサルコペニアに対する関心が高まっています。 世界各国のBMIから見て取れるように、痩せ型の人が多い日本においては、サルコペニアまたは予備軍に該当する人は意外と多いのではないかと思わ...

2023.06.08

脂肪燃焼におけるL-カルニチンの効果

脂肪の燃焼を効率よくしたいと考えたときに「L-カルニチン」が候補に上がってくると思います。実際、お客様にもこれを飲んでいる人も度々いらっしゃいます。 今回は、脂肪燃焼に効くとされているL-カルニチンについての効果を2020年の文献を用いて確認してみましょう。 背景と目的 ビタミン様物質であるl-カルニチンの体重減少効果を検討した臨床エビデンスでは、一貫性のない結果が得られていた。そこで本研究では、最大数のランダム化比較試験(RCT)を対象として、l-カルニチン補給の体重および体組成への影響を検討し、初めて用量反応分析を行うことを目的とした。 方法と結果 2019年...

2023.06.02

運動はうつ病発症を軽減させる効果がある

うつ病は世界で3億2千万人いるとされており、決して珍しくない病気です。うつ病のサインや症状、治療法などについては厚生労働省のページをご確認ください。 うつ病の治療法はいくつかありますが、今回は運動が効果的かどうかを調べてみました。その中の研究の一つを要約して紹介します。 目的:身体活動がうつ病の発症と逆相関しているかどうかを調べるため,前向き観察研究から報告された,習慣的な身体活動とうつ病発症および潜在的なうつ病症状の増加との累積的な関連性を定量化した。 デザイン:系統的レビューとメタアナリシス。2020年1月以前に発表された、身体活動とうつ病の関連を報告した成人における...

2023.06.01

10秒間の片脚立ちが出来ないと将来危ない

突然ですが、ちょっとテストをしてみましょう。10秒間の片脚立ち、出来ますか? 今回は、この片脚立ちに関する研究を紹介します。 10秒間の片脚立位の成功は中高年の生存を予測する 目的:50代半ば以降、平衡感覚は急速に低下し、転倒やその他の有害な健康アウトカムのリスクが高まる。我々の目的は、10秒片脚立ち(10-second OLS)を完了する能力が全死亡と関連するかどうか、また、通常の人口統計学的データ、身体測定データ、臨床データ以外に予後に関する情報を付加するかどうかを評価することであった。 方法:2008年から2020年にかけて、51~75歳の1702人(68%が...

2023.05.30

肩こりの解消方法

「肩こり」には多くの人が悩んでいると思います。特に寒い時期や長時間のデスクワークが続いたりすると、より一層痛み・コリを感じやすくなるのではないでしょうか。 今回は肩こりについて簡単に解説した後、おすすめのエクササイズを紹介します。 ちなみに、肩こりはストレッチやマッサージでは一時的(1時間などの超短時間)に改善はしても長期間の改善はしないケースが多いです。 肩こりの症状 首から肩にかけての部分、ちょうどその中間あたりに痛みや硬さを感じるようになります。 症状が強いと、頭痛や吐き気を併発することもあります。 肩こりの原因 肩こりに関連する筋肉である“僧帽筋”(首の後ろか...

2023.05.29

2型糖尿病患者における運動/身体活動。米国スポーツ医学会から

IGFにはこれまで、そして現在も一定数の2型糖尿病罹患者が通われており、筋力トレーニング及び有酸素運動に励んでいます。 彼・彼女らは変化量の大小はありますが、一様に血糖値が良い方向に改善しています。 今回は、米国スポーツ医学会(ACSM)が2型糖尿病における運動の効果を示したものを簡単にまとめておきます。 定期的な有酸素運動トレーニングは、成人2型糖尿病患者の血糖管理を改善し、1日の高血糖の時間が少なくなり、全体の血糖値(A1Cで測定)が0.5~0.7%減少する。 高強度のレジスタンス運動トレーニングは、低~中強度のレジスタンストレーニングよりも、全体的なグルコース...

2023.05.24

うつ病の治療における運動、抗うつ薬および併用の比較効果

うつ病は、世界中で身体障害の主な原因となっており、3億2千万人以上が罹患していると推定されています。うつ病は、社会的役割や生活の質に悪影響を与え、生産性の損失だけで9200億米ドル以上かかると推定されています。うつ病は、最大19%の生涯有病率を持ち、他の身体・精神疾患の発症と大きく関連しています。 現在、抗うつ薬は、うつ病治療の選択の一つです。しかし、その効果に関するエビデンスは、即時および短期の利益が小さい可能性があり、利益と害の長期的なバランスが十分に理解されていないため、依然として論争の的となっています。 個人レベルのメタアナリシスでは、抑うつ症状の大きさと抗うつ薬の効果との...

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